お茶に含まれるエピガロカテキンガレートは血管を若返らせるのに効果があると言われていますが、それはなぜでしょう
また、エピガロカテキンガレートをたくさん摂るには、どのお茶を飲めば良いのでしょう
そして、簡単で効果的なエピガロカテキンガレートの摂り方とは
エピガロカテキンガレートで血管が若返る理由は
消化酵素の働きを抑え脂肪吸収をブロックする
エピガロカテキンガレートは消化酵素のリパーゼの働きをブロックします。
リパーゼは小腸で食事で摂取した脂肪を吸収する時に、脂肪を分解する消化酵素ですが、この働きがブロックされることで、脂肪の吸収を少なくします。
コレステロールの吸収を抑える
エピガロカテキンガレートは、本来、コレステロールと結合して、腸から体内に吸収されるミセルと呼ばれる物質と結合することで、ミセルがコレステロールと結びつくことを抑え、コレステロールの体内への吸収を減らします。
中性脂肪が増えると悪玉コレステロールが増える
食事から吸収された脂肪は、使い切れないと中性脂肪として体内に蓄えられます。
そして、血液中の中性脂肪が増えると善玉コレステロールが減り、悪玉コレステロールが増えてしまいます。
悪玉コレステロールが増えると血管を傷つけ、血管をふさいでしまう
コレステロールが増えると血管に傷がつき、その傷の部分に悪玉コレステロールが蓄積し、これが固まると脂質プラークと呼ばれるコブに変わります。
このコブが大きくなっると破れやすくなり、破れると血栓ができ血管を詰まらせてしまいます。
ここまで行くと脳梗塞とか心筋梗塞ということになるのですが
エピガロカテキンガレートを、毎日、摂取することで脂肪や、コレステロールの吸収が抑えられ、その結果、血液がサラサラになり、
脂質プラークが出来にくくなる=正常な若いままの血管を維持する
ということになります。
エピガロカテキンガレートがたくさん含まれるお茶は何
エピガロカテキンガレートはカテキンというくらいですからお茶に多く含まれます。
ではお茶なら何でも良いかというと、そうではなく
お茶が作られる課程で、エピガロカテキンガレートの量は大きく違ってきます。
エピガロカテキンガレートが多い順から
煎茶
玉露(抹茶)
ほうじ茶
紅茶やウーロン茶にはあまり含まれていません
煎茶が1番たくさんエピガロカテキンガレートが含まれているということになります。
エピガロカテキンガレートを効率よく摂取するお茶の飲み方
エピガロカテキンガレートは82°C以上で構造変化が起こるので熱すぎる熱湯はNG
逆に20°C以下の低温でも抽出されにくくなります。
ですから70~80°Cくらいのお湯で煎茶を抽出したお茶が1番エピガロカテキンガレートが多いということになりますが
これでも茶葉に含まれているエピガロカテキンガレートの30%しか抽出出来ません
ですから、普通にお湯で抽出するよりも1番効率が良いのは
粉末煎茶を使うのが1番効率が良くなります。
茶葉その物を粉末にして丸ごと飲む訳ですからエピガロカテキンガレートの摂取率は間違いなく100%
おすすめは保温出来るボトル式の水筒に
粉末煎茶をスプーン1杯入れて
夏は氷と水(出来ればミネラルウォーターとか)をいれて数回シャカシャカと振ればできあがり
冬はお湯を入れて、軽く、振ればできあがり。
何回もお茶を入れる必要もなく、ボトルのお茶を飲み干せば、その日のエピガロカテキンガレートの摂取完了となります。
(お茶でその都度飲むなら4,5杯くらい飲むようにします)
まとめ
お茶に含まれるエピガロカテキンガレートには、動脈硬化を予防し、血管年齢を若くする効果があります。
効率的にエピガロカテキンガレートを摂取するには粉末煎茶を使うのが1番効率的
保温できるボトル式の水筒に粉末煎茶を入れてシャカシャカすれば一日分のエピガロカテキンガレートを簡単に摂取する事ができます。
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