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お酒を飲んだ翌日に気持ちが落ち込んでうつになるのには原因があった

健康
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お酒の好きな人はお酒を飲むとハイテンションになると思います。

ところがハイテンションになって、大酒をかっくらった時に限って、次の日の朝

豆腐の角に頭を打ち付けて死にたくなるほど気持ちが落ち込みます。

 

きっと昨日大騒ぎして、気持ちがハイテンションになった反動で落ち込んでいるんだろうなとあなたも考えているんじゃないですか

私もずっとそう思っていましたが

実はそうではなくて、お酒を飲んだ翌日には精神的に落ち込む、ちゃんとした生理的な理由がありました。

 

どうしてお酒を飲むと翌日落ち込むのか

そして、どうしたらお酒を飲んでも翌日落ち込まなくて済むのかについて解説します。

 

お酒を飲んだ翌日に落ち込むのは生理的理由があった

お酒を飲んでハイテンションになっている人

 

なぜ、お酒を飲んだ翌日に気持ちが落ち込むのか

大概の人は性格や、精神的なものに答えを求めようとします。

ところが、本当はお酒を飲んだ翌日に気持ちが落ち込むのには生理的な根拠があります。

 

なぜお酒を飲むと気持ちが落ち込むのか

 

体内のカリウムが不足する

アルコール分解する時にはマグネシウムが消費され、マグネシウムが不足すると体内から尿へののカリウムの排出が促進されます。

更に、飲酒により尿の量も増えますから、大量のカリウムが排出されることになります。

 

カリウムの不足は疲労感が増したり、足がつる、こむら返りの原因になったりしますが

何よりもカリウムが不足すると、神経細胞内のカリウムが不足して、神経伝達がスムーズに行かなくなる結果

精神的に不安定になります。

 

精神的に落ち込んでいる人

飲酒によってセロトニンの分泌が減少する

セロトニンとは

セロトニンは腸内に多く含まれる物質ですが、脳内に入ると神経伝達物質として働きます。

 

セロトニンが不足すると

・考えがまとまらない
・ネガティブ思考になる
・意欲が低下してやる気が起きない
・社会性の低下(積極性の低下、対人恐怖)
・不安や恐怖を感じやすくなる

などの現象が起き、酷くなるとうつ病の症状が出てきます。
(うつ病患者にはセロトニンの減少が見られます)

 

なぜ飲酒するとセロトニンが減少するのか

アルコールを分解する時にはナイアシンが消費されます。

このナイアシンはセロトニンの原料であるトリプトファンから合成される物質なので、

 

ナイアシンが消費される
→トリプトファンが減少する
→セロトニンの原料が減少してセロトニンが不足する

ということになります。

 

疲労している肝臓

肝臓がアルコールの分解に全力を出すのでエネルギーが不足する

体内にアルコールが入ると肝臓は、全力でアルコールの分解を始めます。

肝臓の重要な働きであるグリコーゲンの生産が全く行われなくなり、肝臓に蓄えられているグリコーゲンは8時間でなくなってしまいます。

 

そして、グリコーゲンがなくなると身体の細胞のエネルギー源がなくなってしまって、身体が重苦しく疲れ切った状態になり、活力がなくなるので、精神的にも元気が無くなってしまう事になります。


お酒を飲んだ翌日の落ち込みを防ぐには

お酒を飲んだ翌日の精神的な落ち込みの原因は飲み過ぎですから、飲み過ぎないように適量を

といっても、適量でおさまらないのが世の常です(^_^)v

そこで少しでもお酒を飲んだ翌日の静止的な落ち込みを防ぐための方法を考えてみたいと思います。

 

カリウムの多い食べ物

お酒のつまみにはカリウムをたくさん含む食べ物を

カリウムが不足すると、精神的に不安定になりやすくなりますから、お酒のつまみにはカリウムを多く含む食べ物を選ぶようにしましょう。

カリウムがたくさん含まれる食べ物としては

パセリ
昆布
わかめ
アーモンド
ピーナッツ
ニンニク
ほうれん草
サツマイモ
ジャガイモ
セロリ
タケノコ
するめ
リンゴ

柑橘類

など

 

つまみで量が摂れるものと言うことであれば豆類、イモ類ということになります。

海藻やパセリやセロリをむしゃむしゃ食べるのもOK

お酒を飲んだ後にリンゴや柿などのフルーツを食べるのも、酔い覚ましになるだけでなく、翌日の落ち込み防止にも効果があります。

お酒を飲んで落ち込んでいる人とハイテンションになっている人

セロトニンを増やす方法

セロトニンの不足も飲んだ後の精神的な落ち込みの大きな原因ですから、セロトニンを増やす方法にもトライしてみましょう。

 

セロトニンはトリプトファンというアミノ酸を原料にして作られます。

そしてトリプトファンは肉や魚などのタンパク質に多く含まれていますから、お酒を飲みながら肉や魚もしっかり食べるようにしましょう。

 

また、翌日朝起きた時の対応も大切です。

朝、目が覚めて、ベッドの中で、もしかしたら気分は、太平洋のマリアナ海溝よりも深く落ち込んでいるかもしれません

 

でも、そういう時は、まずはベッドからとにかく立ち上がって、カーテンを開けて日光を浴びるようにします。

日光を浴びることでセロトニンの分泌は活性化します。

 

太陽の光を浴びている人

でもって、身体はグリコーゲンが不足していて重いかもしれませんが、とにかく身体を動かしましょう

腕をぐるぐる回す程度でも構いません

 

とにかく光を浴びながら身体を動かすことでセロトニンの分泌が増加します。

カリウムの補給としてリンゴや柿を食べても良いでしょう。

 

それでも、全然落ち込みから回復しないという場合は、時間が許せばもう一度寝てしまうという手も有ります。

飲酒した時は、早めに目が覚めることもありますが、アルコールで睡眠の質は思いっきり悪くなっていますから寝ようと思えば寝られると思います。

 

充分睡眠を取ることでセロトニンは増加しますから二度寝することでセロトニンを充電して

元気が出てきたら起きる

という方法もあります。

 

まとめ

大酒を飲んで、昨日はやっちまったと後悔することも「多々」あるかと思いますが(>_<)

気持ちの落ち込みにはカリウムとセロトニンの不足という生理的な原因も大きいです。

 

自分自ら落ち込んでいるとますます深みにはまりますから

カリウムとセロトニンの不足で落ち込んでいるんだと自分に言い聞かせて、早めに身体と心を活動モードに移行することで、かなり気持ちの落ち込みも防げるのではないかと思います。

 

 

 

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