今回は、富山で2泊3日、黒部立山アルペンルート、黒部ダム観光がメインのツアーを計画しました。
同行者は高齢(70代後半)の妻の義両親と妻、私(宝実)の4名です。
高齢者を連れて、雪の大谷を含む立山黒部アルペンルートへの挑戦
ケーブルカーやバスで行くとはいえ、結構ハードなツアーとなりそうです。
まずは、今回の計画段階のお話から始めたいと思います。
第1日目の計画:飛行機で富山進出、市内から立山駅周辺まで
お昼前に富山きときと空港到着
レンタカーを借りて、富山市内観光
といっても、中心部をほぼ真っ直ぐ南北に走る国道41号線を北上し富山駅前の「富山きときと市場とやマルシェ」で昼食兼、お土産ショッピング
(ナビのまま走るとバイパス(裏道)の方を走る事になるので敢えて中心街を通る41号線を通ることにしました)
その後、立山駅方面に向けてドライブしながら雄山神社に立ち寄り
注意するのは富山県の雄山神社はいくつかあり
立山(雄山山頂)にある峰本社、芦峅中宮祈願殿、岩峅前立社壇など
いずれもカーナビだと雄山神社で表示されちゃうんで、間違えないようにする必要があります。
今回は立山山頂(雄山)まで登山するわけではありませんので
芦峅中宮祈願殿、岩峅前立社壇に立ち寄ることにします。
特にアルペンルートとは言え、立山に入るわけですから、道中の安全祈願を込めてお参りしたいと思います。
また芦峅中宮祈願殿の直ぐ隣には立山博物館(入館無料)があるので、そちらにも立ち寄って見たいと思います。
当日宿泊はグリーンビュー立山
ここに宿を決めたのは、翌日、朝イチで立山黒部アルペンルートに入るためで
立山駅からケーブルカーなどを乗りついて黒部ダムを往復すると1日がかりになり、かなりハードスケジュールになることから
なるべくスケジュールに余裕を持たせたかったためと
新幹線開業以来、立山黒部アルペンルートがかなり混むという話を聞いていたためです。
グリーンビュー立山は立山駅の直ぐ裏で、駅まで徒歩3分の好立地に加え
旅行サイトなどでの評判も上々だったことから選びました。
グリーンビュー立山公式サイトから転載
今回の旅行は航空券を合わせて楽天の楽パックで予約することにしていましたが、なぜかグリーンビュー立山は楽パックでは出てこないので、楽パックとは別に予約を行いました。
どうやら、グリーンビュー立山は楽天経由での支払いが無く、現地支払いのみだったというのが関係していたようです(楽パックの場合は事前に楽天で取りまとめて支払いになる)
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第2日目の計画:立山アルペンルート、黒部ダム観光に挑戦
2日目は立山黒部アルペンルート観光、特に目玉は雪の大谷
今回旅行に行く5月末でも10m以上の積雪が楽しめるということ
富山県側から黒部ダムを往復すると1日がかりになります。
立山駅以降は自然保護のため、マイカーでの乗り入れは出来ず
ケーブルカー、バス、トロリーバス、ロープーウェイ、ケーブルカーを乗り継いで黒部ダムへ向かうことになります。
立山黒部アルペンルート公式サイトから転載
長野県の扇沢駅から立山駅方面に一方通行で抜けるというルートもありますが、今回は富山県側からの往復
SNSなどで調べると、新幹線の開通以来、観光客がかなり増えて混雑するという情報を得ましたので
ちょっと気合いを入れて、綿密に計画しました。
立山黒部アルペンルート公式サイトを見てみたところ
雪の大谷(公式サイトから引用)
5月いっぱいはハイシーズンで、平日でもネットでチケットが予約(乗車時間指定)できるとのこと(閑散期は土日祝日のみ)
というよりは、予約しておかないと、当日押っ取り刀で駅に行っても、本日はもう切符がありませんなどの可能性があることが判明
私の旅行計画日は5月末で、さすがにGWは過ぎていて、超満員という事は無さそうですが
それでも予約WEB切符のサイトを見てみると、混雑予想はBで、チェックしたのは4月末にも関わらず時間によっては残りわずかの便もあり
早々、予約を入れてチケットを購入することに
注:予約というよりはカードでチケット購入という形になり、前日、昼までキャンセルは可能ですが、キャンセルした場合はカード代金が後ほど払い戻しになります。
出発時刻のみの指定で、残りの行程は随時乗り場に並んで搭乗するという形になります。
入り口の部分(立山駅&扇沢駅)でアルペンルートの交通機関のキャパ、ギリギリまで入山させ、それ以上は入山できないように規制する形になっているのだと思います。
とはいうものの、立山駅から黒部ダム往復にどのくらい時間がかかるのか、心配になったのでもう少しチェックしてみました
さらに、公式ページにはタイムスケジュールのシミュレーションページがありましたので、早速スケジュールをシミュレーションしてみました。
5月○○日、立山駅を0840発、室堂(雪の大谷)で30分滞在、黒部ダム60分滞在で入力すると
途中の各駅通過時間が表示され、立山駅に戻ってくるのが1607と出てきました。
この後、2日目の夜は宇奈月温泉泊の予定で考えていたので
立山駅を1630に出発すれば、所要時間1時間30分程度
1800には宇奈月温泉にたどり着くので、0840立山駅発のWEBきっぷを予約することにしました。
宇奈月温泉は富山では随一・・というか、唯一?の温泉地ですので、やはり外すわけには行かないといったところなのと
3日目はうまくいけばトロッコ列車に乗ってみようという腹づもりもありました。
宇奈月駅(トロッコ列車の始発駅)からすぐ近くで、部屋も改装直後で綺麗そう
食事も、バイキング形式ながら富山の山海珍味が堪能できそうな豪華な雰囲気だったので
やまのは(旧 宇奈月杉乃井ホテル)に宿泊を決定
第3日目の計画:宇奈月温泉~富山市街経由富山空港
3日目は、宇奈月駅から黒部峡谷トロッコ列車で欅平(けやきだいら)駅まで行き
欅平で猿飛峡や人喰岩などを散策して宇奈月駅まで帰ってくるというコースを検討しました。
公式ページから引用
欅平まで行くとすると、片道1時間20分程度、欅平での散策を入れると往復3時間半ほどみておく必要があります。
となると、帰りの飛行機の時間を考慮すると、結構、早めの時間帯のトロッコ列車に乗る必要があり、前日に立山黒部アルペンルートを往復することを考えると、さすがに高齢者(義父母70代後半)には少しきついかも
ということで、手前の笹平駅で引き返すというプランもあったのですが
義母:せっかく行くのなら中途半端なことはしたくない
義父:体力的にちょっとキツそうだな
と、意見が分かれ、結経当日の疲れ具合を見て決めることにしました。
トロッコ列車に乗った場合は、時間的に富山空港に戻るだけで時間的に余裕が無さそうでしたが
トロッコ列車を辞めた場合に備えて、周辺の観光地をチェックしてみました。
主な候補としては
・魚の駅生地
・ホタルイカミュージアム
・海の駅蜃気楼
・魚津埋没林博物館
富山市内はさしたる観光地は無く、空港に近いところに早めに進出しておきたいということから
・広貫堂史料館
を候補に挙げてみました。
魚の駅生地(いくじ)
富山湾でとれた美味しい魚を堪能できるところで
鮮魚や加工品を販売する直販棟「とれたて館」では
新鮮な魚や黒部の名産品・水産加工品、おみやげマリングッズを販売
干物を自分で焼いて食べられるレストラン棟「できたて館」では
寿司や自分で魚や浜の伝統料理を焼いて食べられる浜焼きも楽しめる。
ホタルイカミュージアム
ホタルイカの発光ショーが見られるということでしたが、残念ながら、5月末にはホタルイカのシーズンが終わり、実物は見られないということで
今回は、観光コースからは一応外すことにしました。
大人4人の旅ですので、ホタルイカはまあ良いかという感じもありました。
子供連れであれば、立ち寄ったかもしれません。
海の駅蜃気楼
魚津市観光協会公式サイトから引用
海の駅蜃気楼は、旬の魚が並ぶ鮮魚即売コーナーや食事処、魚津の特産品の販売を行っている複合施設で
次の、魚津埋没林博物館と隣接しています。
お土産の買い残しなどがあるかもしれませんので、立ち寄り候補としておきました。
運が良ければ蜃気楼が見られるかもしれませんが、あまり期待しないで置きたいと思います。
魚津埋没林博物館
通称「ねっこランド」とも呼ばれ、国の特別天然記念物の埋没林が保存、展示されています。
約2000年前に河川の氾濫と海面上昇により海底に埋没した杉の原生林跡です。
ここについても、子供連れであれば、立ち寄りの候補になったと思いますが、大人4人、あまり触手は動きませんでした。
広貫堂史料館
富山市内だとこれといった観光スポットは見当たらず
広貫堂史料館というのが出てきたので取り敢えずチェック
富山といえばやっぱり薬
その老舗の広貫堂さんの史料館、駐車場も広いようですし
ジジババ道中としては、薬屋さんの史料館を見てみるのも悪くは無いと思い、観光計画に組み入れることにしました。
飛行機を使わず新幹線を使う場合
航空機では無く新幹線利用の場合は
富山駅から富山地方鉄道で立山駅まで電車が出ています(片道約1時間10分)
また立山駅から富山地方鉄道経由で宇奈月駅まで(片道約2時間半)
(新幹線は黒部宇奈月温泉、富山に停車します)
まとめ
初日は、富山に飛行機で到着した後、あちこち見ながら立山駅近傍まで進出
2日目は立山黒部アルペンルートの観光に集中し夜は宇奈月温泉でゆっくりする。
3日目は70代後半の義両親の疲れ具合を見て、体調が良ければトロッコ列車
ダメなら、黒部、魚津あたりを観光しながら帰り便に乗る富山空港に向かうというスケジュールです。
今回、自分で楽パックを使って、自力での旅行を計画したのは、昨年、旅行会社企画の伊勢、和歌山周辺のパックツアーに参加した後に、家族で話し合った結果で
その時のツアーは各地からの参加者が集まるまで空港で、長時間待機したあげく、伊勢神宮に到着したのは午後4時過ぎ
おかげ横丁も夕暮れで店じまいを始めるところも多く、お伊勢参りを楽しみにしていたのが、何しに行ったか分からない状態
その後も、あちこち行くのは良いのですが、結局、単にいっただけという感じ
熊野古道についたのは、日没後
高野山では、案内の人が足早に歩くので、うちの義両親はまだ、健脚だったので良かったものの
ツアーに参加した人の中には足の悪い人がいて、その人はついていくのが精一杯といった風情
そのくせ、お土産屋さんではたっぷりと買い物の時間が取ってあるスケジュール
確かに、ツアーを選ぶ際に、どうしても目先の豪華さ
色々なところに行けるツアーを選んでしまいがちで、旅行会社もその辺りは心得ていて、なるべく多くの観光地を詰め込もうとします。
でも、高齢者が一緒に参加する場合には、あちこち目玉の観光地を沢山回るよりは、
マイペースでじっくり、ゆっくり回った方が疲れないし、安心して観光を楽しむことが出来るということで
家族で話し合って決めていた結果、今回の富山も自力で行くということにしました。
因みに、時期は少しずれますが、某観光会社のツアーでは、今回私たちが行った観光地とよく似たパックツアーが企画されていましたが
名古屋空港を起点として立山黒部アルペンルートと宇奈月のトロッコ列車が同じ日に行くようになっていたり
翌日には岐阜の白川郷などもめぐるなどのハードなスケジュールのツアーが組まれていました。
一見、見た目には華やかで、目玉となる観光地に色々行けて、比較的若い人ならいいのでしょうが70代を超えた高齢者には、かなりの強行軍に見えました。
観光会社としては、見た目がしょぼいと、ツアー参加者が集まらないから致し方ないところなのでしょうが
高齢者がいると、なかなか、このようなツアーには参加しづらいものがあります。
ということで、高齢者連れのちゃま2泊3日の自力ツアー
どのような結果になったでしょうか
富山2泊3日高齢者連れで立山黒部アルペンルートに行ってきました(前編)
富山の旅、続き、宇奈月温泉宿泊~魚津黒部の観光、富山空港まで(後編)
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