富山2泊3日高齢者連れの立山黒部アルペンルートに行ってきました。
計画通り順調に富山旅行はうまくいったのか、実際はどうだったのか
富山市内や雄山神社、立山黒部アルペンルート、宇奈月温泉などのツアーがどのようなものであったのかについて報告します。
第1日目:富山空港~きときと市場~雄山神社~立山グリーンビューホテル
富山空港に到着
心配していた天候も何とか良さそうなあんばいで、富山の観光を満喫できそうな雰囲気で富山きときと空港に向かいました
富山空港は河川敷の中にある珍しい空港です。
着陸前には飛行機の窓から立山連峰の雄姿を見る事ができ、否が応でも期待は膨らみます。
飛行機を降りて富山空港のターミナルへ
空港の到着口を出たところにレンタカーの受付窓口があります。
カウンターで予約していることを告げると、車で迎えに来ると言うことでしたが、Googleマップで営業所は歩いて3分もかからないところだと分かっていたので、そのまま徒歩で営業所まで向かうことにしました。
レンタカーを借り、富山県の中央部を南北に走る国道41号線まで真っ直ぐ走り、41号線を富山駅まで北上
富山市街や富山城を眺めながらひたすら北上
因みに41号線は富山駅から名古屋つながっている、富山の中心部を走るメイン道路で、一方東西には8号線が走っており新潟と金沢方面につながるこれも一大動脈で
いずれも片側3車線(一部2車線)の道路になっています。
きときと市場とやマルシェ
41号線を北上していくと富山駅にぶち当たるので、駅前を右折してすぐの「マリエとやま」(富山駅に隣接)の駐車場に車を止めます(きときと市場とやマルシェの隣で、提携駐車場になっている)
きときと市場とやマルシェは富山駅の右端にあります。
きときと市場とやマルシェの入り口を入ったところ
取り敢えずお昼の時間になっていたので、入り口近くの白エビ亭で昼食
富山なんで取り敢えず白エビ丼で腹ごしらえ
その後は、女性陣は富山名物のお土産を物色
この後観光地で、お土産は思う存分、見る事は出来るとは思いますが、まずはどんなものがあるのか、相場観を養っておくのも大切
といいながら結構いろいろ買い込んだ様子です。
お土産ショッピングを楽しんだ後はひたすら立山方面に向かいます。
雄山神社
雄山神社は立山(雄山)頂上に本社があります。
頂上まで行くわけには行かないので、手前の雄山神社で立山黒部アルペンルートの旅の無事を祈願していきます。
ちなみに雄山神社はいくつかあるのですが、マップや資料によって名前が違っていたりして分かりづらいのですが
公式HPに記載されているところでは
・立山頂上 峰本社
・芦峅中宮 祈願殿
・岩峅 前立社壇
の3つになります。
そのほかにも
立山末社があり、マップやナビの表記も統一されていないようなので間違えないようにしたいものです。
岩峅(いわくら)前立社壇
雄山神社で先に立ち寄ったのは岩峅 前立社壇です。
地理関係は下記の地図の通り
大きな鳥居をくぐった左側に駐車場があります。
社殿の前には大きなイノシシの絵馬が置かれていました。
芦峅中宮(あしくらちゅうぐう)祈願殿
ここまで来ると雄山神社が立山信仰の里というイメージが強く出てきます。
立山に本格登山する人もここでお参りしてから登るのだろうなという感じがします。
岩峅(いわくら)前立社壇もそうでしたが、雄山神社の境内には立山杉の巨木が、至る所に林立していて
立山の入り口、そして神聖な山の入り口という雰囲気が色濃く出ているように感じました。
入り口から社殿に続く道には樹齢数百年クラスの立山杉がそこかしこにそびえている。
立山博物館
芦峅中宮祈願殿の隣に立山博物館が有り
立山の歴史や立山信仰についての資料が展示されています。
入場料は大人300円ですが、JAFカードがあると割引を受けられます。
グリーンビュー立山
そんなこんなで、時間も1600時近くになった事もあり、宿泊予定のグリーンビュー立山に向かいました
(グリーンビュー立山は1600以降チェックイン可能)
場所は、立山駅の直ぐ裏手、徒歩で5分程度です。
グリーンビュー立山の部屋
部屋からは常願寺川の広い河原と富山地方鉄道が走る鉄橋が一望できます。
グリーンビュー立山は立山駅裏に立地し、立山登山や立山黒部アルペンルート観光のスタート地点となる、非常に便利な場所にあるので
ハッキリ言ってサービスにはあまり期待していなかったのですが
旅行サイトのコメントにもあるように、フロントの女性がしっかりしていて、いろいろアドバイスがもらえましたし
食事についても、とても魅力的で美味しい食事を頂くことが出来ました。
フロントの女性からは
・WEBきっぷの受取時、ギリギリに行くと混雑することがあるのでバタバタしたくない場合は、朝食が終わった後、早めに駅に行ってきっぷを受け取っておくと、慌てなくて良い
・5月末でも日中の気温が10度を下回っているけれども、防寒用の上着を持って行けば、天気が良ければさほど寒くは無いこと
などのアドバイスをもらいました。
手前右がフロント、奥が食事処
第2日目:立山黒部アルペンルート~黒部ダム往復
立山黒部アルペンルート、立山駅から黒部ダムまで
立山グリーンビューホテルのフロントの女性のアドバイスどおり、食事後、立山駅のチケット売り場に行き、WEBで予約したチケットを受け取りました。
立山駅には始発(0700)のケーブルカーに乗車するため、三々五々、登山者が集まり、駅では既に列ができはじめていました。
さすがにこの時間帯だと、観光客ではなく、服装などから登山客と見られる人がほとんどでした。
早朝の立山駅
始発電車に並ぶ登山者
早朝という事もあり、並ぶこともなくWEBで予約した切符をゲットし、いったんホテルに帰り、出発時間までしばし、ゆっくりすることに
予約した切符の時間は0840
きっぷは入手したものの、様子が分からないし、行列が出来ている心配もあった事から8時過ぎにはホテルをチェックアウト、立山駅に向かいました。
早朝とは打って変わって、駅の改札前では団体の外人観光客の行列が出来ていて、結構騒がしくなっていました。
逆に一般客の列は、まだ行列は出来ておらず、改札横の、お土産店を物色することに
そうこうしているうちに、改札の時間が迫ってきて、一般客の列に並び
5分前から改札開始
ケーブルカーだけあって、立山駅の乗り場は階段状になっています。
そしていよいよケーブルカーがやってきて乗車開始
今回のツアーのメインイベント、立山黒部アルペンルートの始まりです。
これからケーブルカー、バス、トロリーバス、ロープ-ウエイ、ケーブルカーを乗り継いで黒部ダムまで向かいます。
なお、立山黒部アルペンルートには長野県側の扇沢方面からも向かうことが出来ます。
ケーブルカーで美女平に到着後はそのままバスの改札口に並ぶ
美女平到着後間もなく改札開始になります。
美女平を出発した後、しばらくは青々とした新緑の山道を走ることに
雪の大谷の積雪11mとなっていたけど、大丈夫かね、なんて余計な心配も(^^;)
途中、滝見台ではバスが1時停車してくれて、車中から称名滝を鑑賞
称名滝へは行きたかったのですが、駐車場から滝まで約1.5キロの山道を歩く必要があり、高齢者連れ故、断念していたのが、思わぬ所で見る事が出来ました。
バスが山道を登るにつれ、次第に雪が見えてきました。
車中から望む富山平野と富山湾
弥陀ヶ原に着く頃には積雪も増えてきました。
バスが進むにつれ、積雪の高さも次第に高くなってきます。
人を寄せ付けないという剱岳も間近に
剱岳は昔映画も観ました。あの剱岳が目と鼻の先に見えます。
うぉー、そして更に雪の壁が高くなってきて、まるで別世界
地上じゃ、5月なのに30度越えとか行ってたばかりなのに何ぢゃこれはという風景
そしていよいよ室堂到着
バスを降りて室同駅構内へ
室堂駅からは地下道を通って、雪の大谷フェスティバル会場へ向かいます。
写真は、室堂駅から地下道経由、雪の大谷フェスティバル会場に出てきたところ
取り敢えず記念撮影しました。
雪の大谷、積雪が11mある所では、こんなに混雑、外国人の方も大勢いました。
雪の大谷を堪能したところで、黒部ダムに向かって出発
室堂からは、日本で唯一のトロリーバスに乗車
運転手さんは素敵な若い女性
しかもこんな狭い、バスの車幅ギリギリのトンネルを実際に運転してる?ように見えます。
すごい!
トロリーバスで大観峰の到着後は、直ぐにロープ-ウエイに乗り換え
とりま、黒部ダムに直行し、大観峰からの眺めは帰りでみることにします。
ロープウエーから黒部平駅を望む
無事に黒部平駅に到着
黒部平駅からはケーブルカーに乗り換え、いよいよ黒部ダムに向かいます。
そしていよいよ黒部ダム(黒部湖駅)に到着
ケーブルカーを降り、長いトンネルを抜けて黒部湖へ
ようやく、黒部ダムに到着
黒部ダムの食堂では、もちろん「黒部ダムカレー」を堪能
黒部ダム~立山駅(帰り)
黒部ダムを散策した後は、今度は立山駅方向に戻ります。
トンネルをくぐって黒部湖駅からケーブルカーに乗車
黒部平から再びロープ-ウエイで大観望へ
大観峰では、行きは混雑を心配して素通りしましたが、帰りは時間的にも余裕があるようなので、展望台から景色をゆっくり楽しみました。
大観峰からはトロリーバスで室堂へ
室堂ではさすがに、朝からの疲れが出て、喫茶店でスィーツと立山の水出しコーヒーで疲労回復
雪の大谷をもう一度散策しようなどと言う気はさらさらありませんでした。
室堂から美女平までは約50分の行程
午後になっても雪の大谷は相変わらず観光客で賑わっていました。
バスの車窓から雪の大谷
美女平からはケーブルカーで立山駅に
ハイシーズンと行ってもさすがに5月末で、書く乗り物にも5分前から並ぶ程度で、順調に乗ることが出来
立山駅には予定よりも1時間早く15時過ぎには到着することが出来ました。
少し休憩した後は一路宇奈月温泉に向かいます。
ついさっきまで、あの遠くに見える立山の下を通って黒部ダムまで行ってきたのが嘘のようです。
また、道路の端に、除雪の時の目印になるようにポールが立っているのも豪雪地帯の証なのでしょう。
続く
まとめ
富山に到着してから立山黒部アルペンルートの観光は順調に計画通りに進みました。
天候にも恵まれ、これぞ観光という醍醐味を味わえました。
後半では、宇奈月温泉から最終日富山空港を飛び立つまでの状況を報告します。
今回のツアーを計画したときのお話については下記の記事をご覧下さい
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