鹿児島県には知覧、万世、鹿屋という３大特攻基地跡があります。
特攻に関してはそれぞれ色々な思いがあると思いますが、この３箇所をしっかり見て回りたいという人の為に２泊３日でこれらの３基地跡をめぐる旅行プランをまとめてみました。
特攻基地をめぐる２泊３日の旅行プラン概要
まずは、鹿児島空港を起点としてプランを考えてみます。
行動はレンタカーを想定しています。
特攻基地３箇所を効率的に回るには、交通の便から、どうしても自動車でめぐる必要があります。
ご自分で車の運転をするのに支障がある場合は、ご友人か家族の方を帯同してもらった方が良いでしょう。
初日
鹿児島空港～溝辺鹿児島空港ＩＣ～九州自動車道～指宿有料道路～
谷山ＩＣ～国道２０号線～南さつま市万世特攻平和祈念館
（所要時間約１時間１０分）
鹿児島県は鹿児島市内を除き車の渋滞はほとんどありませんので、ほぼ予定通りで考えて良いと思います
万世特攻平和祈念館のある南さつま市周辺には飲食店が少ないので昼食は鹿児島空港か九州自動車道の桜島ＳＡあたりで摂っておいた方が良いかもしれません。
万世特攻平和祈念館を見学した後は第１日目の宿泊場所の指宿温泉に向かいます。
万世特攻平和祈念館～一般道～指宿温泉（約１時間２０分）
指宿温泉泊
経路上近くに知覧特攻平和会館があります。
時間がある場合は知覧を見学してから指宿温泉に向かっても良いですが、じっくり見たいという場合には翌日に回した方が良いでしょう。
交通量は少ないので、渋滞などの心配はほとんどありません
２日目
指宿温泉～知覧特攻平和会館
（所要時間約５５分）
知覧特攻平和記念館見学（館内有料：無料駐車場あり）
知覧～鴨池港～垂水フェリー（約３０分間隔）～垂水港～鹿屋航空基地史料館
（所要時間約２時間３０分）
垂水フェリーは予約は要りません、港へ行って列の最後尾に並ぶだけでＯＫです。
料金は垂水港の料金ゲートで支払います。
垂水フェリー料金
４ｍ未満 1,700円（ドライバー含む）
５ｍ未満 2,150円（同上）
同乗者 大人480円
時間的には高速を使って鹿児島をぐるっと一周する方が若干時間的には早いようですが、フェリーの方が楽ですし（フェリーの所要時間約４０分）軽食などを摂ることも出来ます。
知覧が有名なので、知覧に多く時間を取りがちですが、鹿屋も規模的には知覧に引けを取らず大きく、見所も多いですから、鹿屋での見学時間も考慮しておいた方が良いと思います。
昼食の時間も考慮すると１２時過ぎまでには知覧を出発しておいた方が良いでしょう
知覧周辺も食事処は少ないですから、昼食は鴨池港（鹿児島市）に向かう途中あたりで摂った方が良いと思います。
（鹿児島市南部の湾岸道路沿いに飲食店が結構あります）
鹿屋航空基地史料館見学（無料）
１７００まで（入場は１６３０まで）
鹿屋航空基地史料館～東九州自動車道～末吉財部ＩＣ～一般道～霧島温泉
（所要時間約１時間４０分）
霧島温泉泊
第３日目
霧島温泉から鹿児島空港までは約３５分です。
時間の余裕があれば
霧島神宮（所要時間約２０分）
鹿児島空港横の西郷公園（入場無料、駐車場あり）などに立ち寄っても良いでしょう
霧島神宮
西郷公園
鹿児島県の３大特攻記念館
鹿児島県にある３大特攻記念館の概要について解説します。
万世特攻平和祈念館（万世飛行場跡）
万世飛行場は日本陸軍の使用していた飛行場です。
万世飛行場からは昭和２０年３月から７月迄の約４ヶ月間に２０１人の特攻隊員が出撃しています。
昭和47年（1972年）に、飛行場跡地の一角に万世特攻慰霊碑「よろずよに」が建立され
平成５年（1993年）に「万世特攻平和祈念館」が開館しました。
料金：大人３００円、小中学生２００円
開館時間 ０９００～１７００（入館は１６３０まで）
休日：１２月３１日、１月１日
万世特攻慰霊碑 「よろずよに」
「零式三座水上偵察機」
知覧特攻平和会館（知覧飛行場跡）
知覧も陸軍の飛行場で特攻隊員４０２名がこの飛行場から出撃しています。
入館料：大人５００円、小中学生３００円
開館時間 ０９００～１７００（入館は１６３０まで）
休館日：年中無休
鹿屋航空基地史料館
鹿屋航空基地史料館は海上自衛隊が管理している史料館で、入館無料です。
鹿屋は海軍の基地で鹿屋基地からは日本軍最大の９０８名の特攻隊員が出撃しています。
特攻の資料も豊富に展示されていますが、特攻だけでなく、明治の海軍創設から現在の海上自衛隊までの資料が展示されています。
また、史料館の周りには二式大艇（実機）や歴代海上自衛隊が使用してきた航空機（実機）が多数展示されています。
二式大艇
零戦
隣接する海上自衛隊の鹿屋航空基地の外にありますから、自由に入場出来ます。
（受付で代表者の住所氏名などを記入する必要あり）
入館料：無料
開館時間： ０９００～１７００（入館は１６３０まで）
休館日：１２月２９日～１月３日
宿泊温泉のオススメのホテルについて
指宿温泉
指宿は砂蒸し温泉で有名です。
海岸縁に「砂蒸し会館」というところが有って、
０８３０～２１００（入館は２０３０まで）
手ぶらで行っても銭湯感覚でそのまま砂蒸しには入れます。
砂蒸し入浴料 １，０８０円
どこの旅館に泊まってもそれなりにゆっくり出来ると思いますが
オススメの宿は
白水館
団体客が多いのがちょっとデメリットですが
指宿では老舗の旅館で、各種設備も整っています。
特に
・浮世絵が描かれた元禄風呂や露天風呂などお風呂が充実している
・館内で砂蒸しが楽しめる。
・時間があれば敷地内にある「薩摩伝承館」（3,000点に及ぶ貴重な陶器などの美術品展示）は結構見応えがあります。（入館料1,500円）
元禄風呂
食事処
薩摩伝承館
楽天トラベルで航空券と一緒に予約をすると格安で航空券と宿泊予約を取ることができます（合わせてレンタカーの予約も可能）
吟松
ここも指宿では老舗になります。
色々なサービスも充実していて、指宿の温泉を充分堪能出来ると思います。
吟松の露天風呂
霧島温泉
温泉が豊富な鹿児島県内でも屈指の温泉街で、泉質の良さは天下一品と言っても良いと思います。
オススメの宿は
硫黄谷温泉「霧島ホテル」
とにかく、庭園大浴場が圧巻の迫力で、大浴場だけでなく、様々なお風呂が配置されていて、異なる各種の泉質のお風呂をここだけで堪能出来ます。
またホテルの周りにはえている１００年杉の森も幻想的な雰囲気を醸し出しています。
宿泊料金も食事などで贅沢をしなければリーズナブルな価格で宿泊出来ます。
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松苑（離れ）
ちょっと宿泊料金は高めになりますが松苑の離れもおすすめです。
本館の方も決して悪くは無く価格もリーズナブルですが、多少料金は上積みになりますが、松苑の離れの方をおすすめします。
個室に岩盤浴や露天風呂が付いており、囲炉裏部屋もあって、３日間の疲れをしっかり癒やすことが可能だと思います。
まとめ
鹿児島県にある特攻記念館３箇所、何れも命をかけて国を守った人達の足跡がしっかりと残されている場所です。
日本人の大切な歴史的遺産として、じっくり見て回ってもらいたいと思います。
霧島温泉が初めてという人の為のおすすめの宿やアクセス、観光案内
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