霧島温泉、名前は結構売れていますが、それほど観光地化されているとは言えません
でも、全国各地の温泉に行った経験から、霧島温泉郷は、泉質において全国有数の温泉地であることは間違いありません
豊富な温泉量、風光明媚で観光地づれしていない、けれども温泉街として充実しているという特長があります。
今回は、その霧島温泉郷について解説します。
霧島温泉、鹿児島は初めてという人にオススメの宿
霧島温泉郷マップ
あちこちで上がる湯煙が、いかにも風情あふれる温泉街としての雰囲気を持っています。
霧島温泉郷中心部風景
霧島ホテル（初めて霧島に来るならおすすめの宿ＮＯ１）
霧島温泉に来るならやはりおすすめ№１のお宿です。
硫黄谷温泉という呼び名でも呼ばれています。
何といっても大浴場が絶品おすすめ
おすすめポイントは何といっても庭園大浴場
巨大な温泉と、豊富な湯量に圧倒されると思います。
昔はジャングル風呂などともいわれていて、何か子供だましのレジャー施設というイメージを持ってしまいますが（私もそうだった！）
実際に入ってみると、お遊びの施設という雰囲気は全く無く巨大な温泉が目の前に広がっているという感じです。
大浴場（フリーエリア）は男女混浴（といっても、女性専用タイムがあるので心配はありません）ですので、時々バスタオルを巻いた女性が男性と一緒に入浴されることもあります。
プール並みの大浴場以外にも、大浴場の周囲に
寝湯、檜風呂、露天風呂、サウナ、水風呂、打たせ湯など様々なお風呂が大浴場の周りに配置されていて、それぞれ異なる泉質（硫黄泉・明礬泉・塩類泉・鉄泉）のお風呂になっています。
打たせ湯
露天風呂（男女別）
美白の湯（女性エリア）
明礬泉（フリーエリア）
不老の湯（（女性エリア）
巨木をくりぬいた長寿風呂と寝湯（フリーエリア）
サウナと水風呂、内風呂（男女別）
子宝の湯（女性エリア）
このほかにも多数の湯槽があります。
大浴場のスケールに圧倒されると思いますが、泉質にも優れていて、思う存分温泉自体を楽しむことが出来ます。
源泉の湧出量も圧倒的で１日の湧出量８万石の掛け流しです。
と言ってもイメージ沸かないと思いますが、小さな小川くらいの排水路からお湯がドバドバ排出されている所も見ることができますから、初めて行ったときにはこれも感動ものだと思います。
食事
夕食は和食会席料理をレストランまたは大広間で
１８００－２１００
朝食はレストランにて和洋のバイキング料理
０７００－０９００
レストランの窓の外には大きな杉の木の林が広がっていて、この眺望もなかなかのものです。
タイミングが良ければ野生のタヌキや鹿などを見る事も出来ます。
百年杉庭園
霧島ホテルへの交通、アクセス
霧島温泉までのアクセスは後の項で解説
送迎はありません
路線バスのバス停（硫黄谷）で下車
バス停奥のホテル入り口に待合所があり、その中に設置してある内線電話で連絡すると車で迎えに来てくれます。
ホテル入り口からホテルの玄関までかなりの距離がありますから、バスを利用した場合は迎えに来てもらった方が良いです。
車で行く場合、入り口は登り急カーブの所で右折になりますから対向車に注意しましょう（交通量は少ないですが、タイミングが悪いとかち合うこともあります）
霧島ホテル入り口（ここから更に１ｋｍほど上り坂があります）
車を利用した場合は、ホテル玄関前に１００台ほど駐車可能で、予約などは要りません。
客室
高千穂館（和室２間）
料金：オフシーズン、４名１室で14,000～20,000円（税込）程度／１名
料金はプラン（食事内容）によります（以下同じ）
高千穂館（和洋室）
高齢の方やベッドにしたいという人がいる場合にオススメ
料金：オフシーズン、４名１室で17,000～20,000円（税込）程度／１名
高千穂館、西館（ツイン、シングル：洋室）
洋室が良いという方、２人部屋が良いという場合に最適です。
料金：オフシーズン、２名１室で12,000～14,000円（税込）程度／１名
東館（和室）
霧島ホテルの標準となるお部屋です
和室８畳または１０畳のお部屋です。
料金：オフシーズン、４名１室で11,000～20,000円（税込）程度／１名
値段はプラン（食事内容）によります。
平日限定の格安プランがあります。
東館（和室デラックス）
和室１０畳＋８畳の広々としたお部屋です。
料金：オフシーズン、４名１室で19,000円（税込）程度／１名
東館（和洋室デラックス）
和室＋ツインの部屋です。
料金：オフシーズン、４名１室で19,000円（税込）程度／１名
楽天トラベルで航空券と一緒に予約をすると格安で航空券と宿泊予約を取ることができます（合わせてレンタカーの予約も可能）
航空券＋一部の日程の宿泊だけを予約することも可能です。
松苑（霧島温泉オススメの宿№２）
松苑には本館と離れがあります。
松苑（離れ棟）入り口
本館はメインストリートの分かりやすいところにありますが、離れは本館横の狭い道を進んだ奥にあります。分からない場合は本館で場所を確認した方が良いでしょう
（離れはホントに隠れ家みたいなお宿です）
離れから食事棟を眺めたところ
本館の方も悪くは無いですが、オススメするのは離れの方です。
多少値段が張りますが、古民家風の雰囲気で、ホントにのんびり温泉を堪能することが出来ます。
オススメは離れのお部屋
誰にも邪魔されることなく、露天風呂や囲炉裏のある部屋でのんびり過ごすことが出来るだけでなく、岩盤浴も設置されていています。
食事は食事棟の個室で家族だけでゆっくり堪能。
場所的には霧島温泉郷の中心エリアにありますから、霧島温泉市場や丸尾の滝も徒歩圏内になります。
丸尾の滝
霧島温泉市場
離れの料金は約25,000円／１名となります。
本館は12,000円～／１名
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一心（霧島温泉オススメの宿№３）
一心は霧島温泉街とは少し離れた所にありますので、アクセスには車が便利です。
・霧島神宮駅からタクシーを利用する場合は約２０分3,000円
・前日までに予約すれば丸尾バス停（霧島温泉街の中心付近）（霧島温泉駅から出ている霧島いわさきホテル行き路線バス）まで迎えに来てもらう事は可能）
・霧島温泉駅からタクシーで約２５分4,000円
お部屋は全て離れ形式で、食事は食事棟の個室になります。
全体図
夜はこんな感じ
贅沢な作りになっていて、２人部屋または４人部屋で
２人部屋の場合リビング＋ツインのベッドルーム＋露天風呂＋内風呂
４人部屋の場合リビング＋ツインのベッドルーム＋８畳の部屋＋露天風呂＋内風呂
４人部屋の間取りの例
リビング
ベッドルーム
内風呂
露天風呂
食事処（２人用）
誰からも邪魔されない広々とした室内空間が広がっており、全室、天然源泉掛け流し露天風呂と内湯が付いています。
一心も、部屋に入ったら誰にも邪魔されず、優雅な空間で一時を過ごすことができます。
オフシーズン４名１室の場合、1名32,000円程度～
値段はプラン（食事）による
霧島温泉へのアクセス、空港、新幹線、バス、レンタカー
鹿児島県では車の移動が便利
鹿児島県では公共交通の便はあまりよく有りませんので可能であれば、自家用車またはレンタカーでの行動をオススメします。
電車やバスですと、あちこちの観光地を回ろうと思ってもかなり制約を受けてしまうと思います。
鹿児島県内の交通状況ですが、鹿児島市内を除けば、交通量は少なく、車の運転は比較的容易だと思います。
高齢ドライバーがやや多いので、その点は気を付けた方が良い(^^;)かもしれませんが、乱暴な運転をする人は少なく（田舎なので、道を譲ってくれないなどの面でのマナーは若干悪いかもしれません）初心者や、普段車を運転しない人でも大丈夫だと思います。
霧島温泉は標高があるので、冬季（１～２月）にかけてまれに雪が降ることがありますが（年２～３回）深夜や早朝を除いて、日中まで道路に積雪が残る事はごくまれです。
新幹線を利用して鹿児島中央駅からレンタカーの場合
鹿児島ＩＣから九州自動車道（熊本方面）～溝辺鹿児島空港ＩＣで一般道に降り
国道５０４号～５６号～２２３号経由
霧島ホテル（硫黄谷温泉）まで約１時間２０分です。
運転に慣れている人なら、一般道を使っても問題なと思います（鹿児島市内を除き渋滞はほとんど無いので、所要時間もそれほどかかりません）
鹿児島空港からの場合は
国道５０４号～５６号～２２３号経由で約４０分の道のりになります。
（道路はかなり空いている！と思います）
電車やバスを利用する場合
新幹線（鹿児島中央駅から）
ＪＲ鹿児島中央駅（国分行き）～加治木駅でバスに乗り換え（約３０分）
加治木駅（リムジンバス鹿児島空港行き）～営業所前下車（約２０分）
営業所前～鹿児島空港（徒歩約９分）
鹿児島空港（リムジンバス霧島いわさきホテル行き）～（約４０分）
鹿児島空港から
鹿児島空港（リムジンバス霧島いわさきホテル行き）～（約４０分）
ルートに不安がある場合はグーグルマップのルート検索を使用すると分かりやすいと思います。
詳しい住所を入れなくても大丈夫です。
鹿児島中央駅、鹿児島空港、硫黄谷温泉霧島ホテル、霧島温泉松苑、霧島温泉一心など
なお、霧島ホテルについては似たような名前のホテルが多いですから間違えないようにしましょう。
左上の電車や車のシンボルマークをクリックするとそれぞれのルートが表示されます。
霧島温泉を中心とした鹿児島県内の観光おすすめポイント
霧島神宮
霧島といえば霧島神宮が最大の観光地になります。
霧島温泉から車で約２０分の道のりで、大きな駐車場があります（無料）
高千穂牧場
霧島神宮から車で１０分ほどの所にあります。
牛や馬、羊などを目の前で見ることができ（入場無料）乳製品などの販売、レストランがあります。
高千穂牧場全景
高千穂牧場の周辺には
・キッチンガーデン夢見が丘（お土産屋さん）
・霧島たまご牧場（卵料理が主体のレストラン）
羊やウサギ、鶏を目の前で見ることができます。
たまご牧場
霧島高原まほろばの里
霧島高原まほろばの里は平成３１年１月３１日をもって閉園になっています。
アウトドアのアミューズメント施設
子供達に人気の
パターゴルフ、グラスソリスキー、マウンテンボード、グラススキー、グランドゴルフなどが楽しめます。
ゴーカート・電動カー、カート
小さなお子様も楽しめるゴーカートや電動カーのほかに
上級者向けのスピードが出るカートもあります。
工芸体験
天降川焼きの陶芸教室、薩摩切り子の「ガラスの館」、ガラス政策体験などが出来ます。
陶芸品や薩摩切り子などの直接販売、その他レストランや土産物販売も行っています。
芝桜（３月下旬～４月下旬）
九州最大級、約２５万株の芝桜が堪能出来ます。
（３月下旬～４月下旬）
霧島高原まほろばの里は平成３１年１月３１日をもって閉園になっています。
坂本龍馬おりょう新婚湯治碑
塩浸温泉を経由して国分方面に流れている天降川（あもりがわ）は坂本龍馬とおりょうが、日本初の新婚旅行としてたどったルートとして知られています
（日当山温泉～妙見温泉～霧島温泉（硫黄谷温泉）：ハネムーンロード）
そのルートの途中、塩浸温泉龍馬公園の中に龍馬とおりょうの銅像が建っています。
まとめ
あちこちの温泉に行ってますが、やはり１度は訪れてみたいのが霧島温泉
他にも良い旅館はたくさんありますが、初めて訪れるならということで、九州屈指の庭園大浴場のある霧島ホテルと、のんびり出来る離れ形式の松苑、一心を紹介してみました。
鹿児島には他にも色々な観光地や温泉もあり１度は訪れてみたいところです。
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