4月に入って一人暮らしを始めた人も多いと思います。
最近は包丁を持たない、一人暮らしの人も多いと聞きます。
とはいうものの、一家に1本、ぢゃないですが
やっぱり、包丁ぐらいはあった方が何かと便利ですし
女性なら、彼氏が訪ねてきたときに、包丁がないってなれば
「えっ、包丁も持ってないの」って引かれてしまうでしょうし
男性なら、センスの良い包丁を持っていれば、女性から
「意外とイケてるじゃん」
なんて思われるかもしれません。
料理上手な男性は、女性から見ると魅力的に見えてモテるんですよね。
ていうか、料理が上手そうなだけで、出来る男
みたいに見えちゃうんです(実際は違っていたとしても(^_^;))
そこで包丁の種類や選び方、おすすめなどについて解説します。
包丁の種類にはどんなものがあるの?
包丁の種類には意外と沢山の種類があります。
といっても特殊な用途のものも多く、ごく一般的に家庭などで、日常生活の中で使う包丁の種類としては4種類
・三徳包丁
・菜切り包丁
・出刃包丁
・さしみ包丁
もちろんこの全部を揃える必要は無く、一人暮らしなら三徳包丁1本で事足りると思います。
また、よほど趣味などで特殊な包丁を使うので無ければ、残りの3種類のうち1つくらい持っていても悪くはないかなぐらいのものでしょう。
そこで、それぞれの包丁についてごく簡単に説明します。
三徳包丁
三徳包丁は日本ではもっとも一般的な包丁です。
三徳の意味は「三つの用途」を意味し、肉、魚、野菜など幅広い材料に対してさまざまな切り方が出来きます。
ですから三徳包丁1本あればたいがいのことは、これだけですんでしまいますから、一人暮らしを始めるなら
三徳包丁があれば、充分かもしれません。
菜切り包丁
文字通り、野菜を切るための包丁です。
刃が薄く幅広く、刃の先端が平らで四角形をしているのが特徴
キャベツのような大きなものでも、ざっくり切ることが出来、野菜を良く調理するという人だと重宝すると思います。
出刃包丁
出刃包丁は魚をさばくための包丁で、刃の幅が広く厚みがあり葉先がとがっているのが特徴です。
肉(特に骨付き肉)を切るときにも使い勝手が良いです。
魚を丸ごと買ってきて自分でさばきたいひとや、釣りが趣味などの人には必需品です。
さしみ包丁
これも文字通り刺身を作るときに重宝します。
刃が細長く先がとがっているものが多いですが、関東では切っ先がない四角の物を使う場合もあります。
刺身が好きな人なら、刺身を丸ごと買ってきて、自分で切るのもおつなものです。
三徳包丁の選び方
一人暮らしで取り敢えず包丁という事で、三徳包丁を選んでおけば、たいがいのことには間に合うはずです。
ではどんな三徳包丁を選べば良いのか
材質で選ぶ
三徳包丁を選ぶ際に、選ぶ基準としては、まず、材質を検討しましょう。
材質としては
・鋼
・ステンレス
・セラミック
・特殊合金など
それぞれの材質の特徴を簡単にまとめると
鋼
鋼ですから固く、ステンレスに比べて切れ味も良く、鋭い切れ味が長く続き
魚の骨なども難なく処理することが出来ます。
また、鋼の場合、包丁研ぎで研ぐことで、にぶくなった切れ味を復活させることも出来ます。
デメリットとしては、手入れを怠ると錆びやすいのと、固いものを無理矢理切ると、刃が欠けることがあります。
ステンレス
鋼に比べて錆びにくく、一定の切れ味があるので、広く家庭用三徳包丁として使われています。
比較的メンテナンスは楽ですが、やはり切れ味が悪くなったときには包丁研ぎで研ぐ必要があります。
セラミック
セラミックの包丁はとにかく軽くて取り扱いが容易です。
金属の包丁とは違って、錆びることはなく、金属臭が食品につくこともありません。
切れ味も鋭くメンテナンスもほとんど要りません。
デメリットとしては、軽い分、分厚い物を切ったりするときなどに包丁の重さを利用することが出来ないので、切るときに力が要る場合があるのと
衝撃に弱く、落としたり硬い骨や凍った物を切ると、刃が欠けることがあります。
長期間使っていて、切れ味が悪くなった場合は、ダイヤモンドシャープナーを使うか、メーカーの研ぎ直しサービスを使う必要があります。
チタン
チタンも軽くて丈夫です。
セラミック同様錆びることなく、切れ味も長持ちします。
また抗菌作用もあるので、衛生面でもメリットが有ります。
デメリットとしては、鋼やステンレスの包丁に比べると切れ味がやや劣ります。
刃渡りや重さ
一般的に使いやすいといわれているサイズは15~18cmの包丁です。
一人暮らしなら標準サイズで充分ですが、料理が趣味だったり、大きな物を切るということであれば19~21cm程度のものでも良いでしょう。
重さとしては130~200g位を目安にします。
女性なら軽めの物を、男性なら、多少重くても問題無いでしょう。
ハンドル部分は握りやすいものを選ぶ
一人暮らしであれば、手軽で使いやすいものが良いですから
ハンドルの部分は握りやすく、滑りにくい形状や材質の物を選びましょう。
メーカーで選ぶ
一人暮らしといっても、あまりにも低質のものを選んでしまうと
料理が楽しくなくなりますし、切れ味の悪い物を使っていると、ついつい自炊が億劫になって外食ばかりになったり
あるいは、たまにしか使わないならなおさらのこと、簡単にスパッと切れる包丁を使った方が良いと思います。
といっても、どんな包丁が良いかというのは、始めて一人暮らしをするという人には選び方が難しいと思いますので
包丁の有名メーカーの物を選んでおけば失敗は少ないと思います。
有名どころとしては
安田刃物
刃物で有名な岐阜県関市のメーカー
ブランドとしては「関虎徹」が有名です。
家庭用でも職人用としても人気があります。
藤次郎
藤次郎は包丁の専門メーカーで日本だけでなく海外でも広く支持されています。
一般にはあまり知られていませんが、料理人の中では知らない人はいないと思います。
吉田金属
洋食器メーカーとして発足
オールステンレス一体構造包丁の「GLOBAL」シリーズが有名です。
ヘンケルス(ZWILLING J.A.HENCKELS)
ドイツの会社で、世界屈指のキッチン用品のブランドです。
貝印
日本での家庭用包丁シェア率ではトップクラスになります。
ブランドとしては「関孫六シリーズ」が有名。
たいがいのホームセンターに行けばこのシリーズが置いてあると思います。
Misono(ミソノ)
関(岐阜県)の有名なブランド。
包丁専門メーカーで、どちらかというと業務使用の包丁がメインなので派手さはないが
安定感に絶大の定評があり、堅実さや実用性を重視する人に人気があります。
京セラ(KYOCERA)
セラミックの包丁なら京セラが専門ブランドになります。
京セラのセラミック包丁は、独自のセラミック素材を使用しており
ステンレスや鋼よりも高い強度と切れ味の良さが魅力。
使いやすさを重視して設計されており、料理初心者でも快適に使用できると評判。
まとめ
一人暮らしを始めるなら、まずは三德包丁が一本あれば、たいがいのことには間に合います。
選ぶポイントとしては
材質
軽さを追求するならセラミック
切れ味なら鋼
お手軽なのはステンレス
長さは、特に大物を料理するとかでなければ15~18cmがおすすめ
重さは130~200g
女性は軽めの物を選んだ方が無難かもしれません
後は有名メーカーの物を選んでおけば失敗は少ないと思います。
気に入ったものがあれば、あとは、形やブランドと「お値段」を比べて
適切な物を選びましょう。
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