ハッカ油には様々な効果があり、様々な使い方があります。
虫対策からお風呂まで
ハッカ油の活用方法にはどのようなものがあり、どうやって使うのか
そしてハッカ油のスプレーの作り方について解説します。
ハッカ油とは?持っている効果は
ハッカ油とは?
ハッカとは厳密に言うと日本ハッカの事を言いますが
広く見れば日本ハッカはペパーミントミント系の植物です。
日本ハッカ(ペパーミント)を乾燥させて抽出した植物オイルをハッカ油と呼びます。
清涼感に優れ、匂いを楽しむためにも使われますが、様々な効能があるため、色々なものに活用されています。
ハッカ油に含まれる成分
ハッカ油には主に次の3つの成分が含まれています。
L-メントール
製品によりますが、ハッカ油の約8割近くはL-メントールです。
清涼感を感じさせる成分で、実際に温度を下げる訳ではありませんが、人の神経を刺激して冷感を感じさせてくれます。
メントン
ハッカ油の約2割を占める成分で、L-メントールと同じように清涼感を感じさせてくれます。
リモネン
ごく少量含まれる成分ですが柑橘類のような香りの成分で、ハッカ油の爽やかな香りの元になっています。
ハッカ油が持っている効果
清涼効果
何と言ってもハッカ油の持つ大きな効果は清涼効果です。
肌に塗っても香りを嗅いでも、すっとするあの清涼感の効果は大きいでしょう。
スプレーを自分で作ったり、お風呂に垂らしたりすることで、爽やかな気分を感じることが出来ます。
リラックス効果
ハッカのあのスッとした香りは、気持ちを爽快にし、気持ちをリラックスさせる効果があります。
防虫効果
清涼効果の次にハッカで思い浮かべるのは防虫効果では無いでしょうか。
手作りのスプレーを作って身体にふりかけておけば虫除けになりますし、台所のゴミ箱などにスプレーしておけば小バエなどを寄せ付けません。
消臭効果
ハッカの爽やかな香りで、悪臭を防止し、消臭効果が期待できます。
ちょっと気になる所にハッカをスプレーしておけば匂いも気にならなくなります。
殺菌効果
ハッカには殺菌効果もありますから、布団などにスプレーしておけばカビ予防にもなります。
抗炎症鎮静効果
ちょっとした打ち身や、腫れなどに、ハッカ油を塗っておくことで炎症を沈静化させる効果があります。
ハッカ油の便利な使い方
薄めてスプレーにしておく
ハッカ油を薄めてスプレーにしておくことで、色々な場面で使う事が出来ます
ハッカ油スプレーの作り方としては
無水エタノール(ドラッグストアとかで売っています)にハッカ油を適量入れてよく混ぜます。
さらに水を入れ、更によく混ぜます。
市販のスプレーボトルにいれてハッカ油スプレーのできあがりです。
ハッカ油と無水エタノール、水の割合は目的によって変えます。
防虫スプレー
やや濃いめに作ります。
無水エタノール10mlにハッカ油を20~30滴 水100ml
1~2時間おきにスプレーする。
お好みのスプレーボトルでどうぞ
外出時などの保湿、保水用
お好みに合わせてハッカ油の濃さを調整しておきます。
無水エタノール5mlにハッカ油を数滴~10滴程度
これを50ml程度の水に混ぜて便などに保管
外出するときに、携帯に便利な小さめのスプレーに入れて持ち運びます。
匂いなどが気になる人は、ハッカ油を少なめに、夏場などで、清涼感をしっかり感じたい場合は多めに入れます。
冬場でも、乾燥しているときにはお顔の乾燥対策や、
あるいは静電気対策として身体や手などにスプレーしておくと静電気が起こりにくくなって電撃対策にもなります。
ゴキブリなどの害虫用
防虫用より濃いめに作ります。
無水エタノールは要りません ハッカ油30滴を水50mlの中に入れて混ぜます。
これを害虫などが出てくるところにスプレーしておきます。
ゴキブリが出てきて「きゃー」という場合には直接、噴霧して追い払っても良いです(^_^)v
お掃除用(防かび)
無水エタノール20mlにハッカ油を5滴ほどたらして混ぜたものに水を1L加えます。
お掃除の効果を上げるためにクエン酸を小さじ2杯ほど加えると汚れが良く落ちます。
気になる部分にスプレーして雑巾で拭き取ります。
しつこい汚れにはスプレーして30分ほどおいておく方法もあります。
消臭スプレー
無水エタノール20mlにハッカ油20滴を垂らし水を200ml加えて出来上がり
ちょっとお部屋の匂いが気になるときに軽くしゅっと一吹き
トイレや、ゴミ箱、生ゴミなどにも使えます。
お風呂に入れる
お風呂に入るときに、湯船に数滴垂らします。
ゆっくりお風呂に入りながらアロマ気分でハッカの匂いを楽しんで下さい。
ハッカ油にはリラックス効果もありますから、ストレス解消にもなります。
ハッカ油の原液を直接肌に付けるのはNG
ハッカ油は効き目が強力ですから、原液を直接肌に付けるのはNG
肌荒れの原因になったり、粘膜に直接付けると刺激が強すぎて腫れたりすることがあります。
ハッカ油スプレーなどは早めに使い切ること
ハッカ油自体に多少の抗菌作用が有ると言っても、作用はマイルドですし、次第に揮発してハッカ油が薄くなっていきます
効果が薄れたり、細菌が繁殖したりする恐れもありますから、早めに使い切るようにしましょう。
まとめ
ハッカ油には防虫効果や抗菌効果がある上に
清涼感や鎮痛効果、そして爽やかな香りがあるので様々なところに活用することが出来ます。
まずはハッカスプレーを作って、あちこちに使って見て下さい。
思いがけない効果や、心地よい香りで生活に潤いをもたらしてくれることでしょう。
コメント