SDGs17の目標、3.全ての人に健康と福祉を

社会
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SDGs17の目標の3番目は「全ての人に健康と福祉を」ですがもう少し具体的に、いったいどういうものか説明してみます。

 

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医療の不十分な地域の子供

「全ての人に健康と福祉を」とは

「全ての人に健康と福祉を」とはあらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。とされています。

日本では国民皆保険、よほど特殊な事情がない限りそれなりの医療サービスを受けることができます。ところが、現在世界人口の約半分は、病気になっても適切な治療が受けられない人が存在します。

また、栄養不足や医療の不足で、子供を産む際に亡くなってしまう女性も多く、さらに開発途上国などでは生まれてきた子供の多くが5歳になるまで生き残ることができないという過酷な状況もあります。

これらの妊婦や赤ちゃん達も適切な医療や薬、ワクチンがあれば、多くの命が救われます。

ワクチン

さらに性に関する教育も必要です。開発途上国では「妊娠・出産」で命を落とすお女性が多くいます。若い女の子が望まない妊娠のために妊娠中や出産で亡なくなることもかなりあります。このような不幸をなくすために自分の体を守るための性知識を教育することも大切です。

また、開発途上国などでは十分な健康に関する教育が行われていない事、不健康な環境の中で、薬物やアルコール依存になってしまったり、不適切な日常生活を送ることで若くして心疾患や癌になって亡くなる人も大勢います。

これらの人々に正しい健康に関する知識を啓蒙すると共に、適切な価格で、適切な医療を誰もが受けられる仕組みを世界に広げていく必要があります。


「全ての人に健康と福祉を」の具体的な目標

2030年を目標に達成しようとしているSDGsの17の目標のうち「全ての人に健康と福祉を」のために掲げられているターゲットは次項で掲載しますが、簡単に解説すると

・世界には医療の不足や食糧不足、衛生状況が不良なことから、妊婦の死亡率が高い国や地域があります。妊婦が死亡する原因を改善することで妊婦の死亡率を低下させることを目指す。

・妊婦の場合と同じように生まれたばかりの子供や幼児の多くが5歳になるまでに亡くなっています。この死亡率を低下させるための予防対策を向上させる。

 

・エイズや結核、マラリア、その他の熱帯病などの伝染病を根絶させることや、不衛生な水による感染症、その他の感染症の対策を行う。

・感染病以外の病気でも多くの若者の命が奪われています。

例えば不健康な食事や運動不足、喫煙、過度の飲酒、大気汚染などにより引き起こされる、がん・糖尿病・循環器疾患・呼吸器疾患・メンタルヘルスをはじめとする慢性疾患などです。

 

この中で最も多いのが意外なことに「心疾患、がん、呼吸器疾患、糖尿病」の四つです。

え、若者なのにって思うかもしれませんが、リスクが高い地域は、低・中所得国で、感染症以外のこれらの死亡に限ってみると、85%が低・中所得国で発生しています。

SDGsで減少目標が設定された非感染症疾患(NCD)とは

アルコール依存症の人

・薬物乱用やアルコールの過剰摂取、乱用の防止や治療を強化します。

・交通事故の夜死傷者を半減させる。

・性と生殖に関する保健サービスを全ての人々が利用できるようにする。

貧困の下にある女性は、望まない妊娠、危険な妊娠中絶、妊産婦の死亡と障害、性感染症やそれらに関連する問題に苦しむことがよくあります。特に若い女性は、性や生殖に関する健康情報やサービスなどへのアクセスが難しい現状があります。

 

・すべての人に対して貧困化リスクから保護し、誰もが質の高い健康サービスを受けられ、必要な医薬品やワクチン接種などが利用できるようにユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する。

注:ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage(UHC))とは、「全ての人が適切な予防、治療、リハビリ等の保健医療サービスを、支払い可能な費用で受けられる状態」を指します。

 

・有害物質(公害など)による死亡や病気になる人を大幅に減少させる。

・開発途上国などのが行う、ワクチンや医薬品の研究開発を支援する。また開発途上国にも必要な医薬品やワクチンを安価に提供できる仕組みを構築する(知的所有権による医薬品の囲い込みによる入手ハードルを高くしない)

・開発途上国において保険にかかわる専門家の育成を拡大させる。

・特に開発途上国などにおける、世界的な健康に影響を与えるような感染症などの病気の発生を発見し警告する能力を強化する。

健康診断を受けている子供

SDGs「全ての人に健康と福祉を」のためのターゲット

前項では簡単に解説しましたがSDGsの17個の目標を分割して具体化した169個のターゲット(小目標)が掲げられています。

この中で「全ての人に健康と福祉を」のために掲げられているターゲットには以下の13項目があります。

 

3.1 2030年までに、世界の妊産婦の死亡率を出生10万人当たり70人未満に削減する。

3.2 全ての国が新生児死亡率を少なくとも出生1,000件中12件以下まで減らし、5歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件中25件以下まで減らすことを目指し、 2030年までに、新生児及び5歳未満児の予防可能な死亡を根絶する。

3.3 2030年までに、エイズ、結核、マラリア及び顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶するとともに肝炎、水系感染症及びその他の感染症に対処する。

3.4 2030年までに、非感染性疾患による若年死亡率を、予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健及び福祉を促進する。

注:非感染症疾患(NCD)は、がんや糖尿病などの「感染症ではない」疾患を表した言葉

3.5 薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む、物質乱用の防止・治療を強化する。

 

3.6 2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。

3.7 2030年までに、家族計画、情報・教育及び性と生殖に関する健康の国家戦略・計画への組み入れを含む、性と生殖に関する保健サービスを全ての人々が利用できるようにする。

3.8 全ての人々に対する財政リスクからの保護、質の高い基礎的な保健サービスへのアクセス及び安全で効果的かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する。

3.9 2030年までに、有害化学物質、並びに大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の件数を大幅に減少させる。

3.a 全ての国々において、たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約の実施を適宜強化する。

 

3.b 主に開発途上国に影響を及ぼす感染性及び非感染性疾患のワクチン及び医薬品の研究開発を支援する。また、知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)及び公衆の健康に関するドーハ宣言に従い、安価な必須医薬品及びワクチンへのアクセスを提供する。同宣言は公衆衛生保護及び、特に全ての人々への医薬品のアクセス提供にかかわる「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)」の柔軟性に関する規定を最大限に行使する開発途上国の権利を確約したものである。

3.c 開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国において保健財政及び保健人材の採用、能力開発・訓練及び定着を大幅に拡大させる。

3.d 全ての国々、特に開発途上国の国家・世界規模な健康危険因子の早期警告、危険因子緩和及び危険因子管理のための能力を強化する。

SDGsの169のターゲット

まとめ

世界には適切な医療サービスを適切に受けられない人々が存在します。中でも妊婦や生まれたばかりの子供が亡くなったり、適切な環境や知識が無い為に若いうちに病気になって無くなってしまう人が多い国もあります。

これらの多くの人々に適切な医療が適切な価格で受けられる環境を世界中に広めると共に、健康などに関する知識を広めていく必要があります。

 

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