最近は、電車の切符にしろ、スマホにしろ何かとタッチパネルで操作することが多くなりました。
ところが歳とともに指でタッチパネルを押しても反応しない。
こんちくしょうって、強く押してもだめで、何回も押しているうちに別の所をちょっと触っただけなのに、そういう時に限って、しっかり反応してしまうなんてこともよくあります。
スマホで、着信があってもなかなか出ることが出来なかったり、電話番号調べているときに間違って押してしまったときにはすんなり、かけたくないところにかかってしまったりと
さんざんな状態で、いいかげんにせいとタッチパネルをにらんでしまったり
なんで歳をとるとタッチパネルが反応しないのか、そしてもう少し、タッチパネルをうまく操作する方法は無いのでしょうか。
歳をとるとタッチパネルが反応しない理由
指が乾燥し、皮脂が十分でない
歳をとってタッチパネルが反応しない理由の一番は、指先が乾燥し、潤いが無く、皮脂の量が足りないからで
「そんなこたあわかっとるが!」という声が聞こえてきそうです。
最近はレジ袋の有料化で、触る機会も減ってますが、口を開けようと、レジ袋を指でこさいでも、これまた反応せず、むなしく指だけがつるつる滑っている状態で、おまけにコロナの影響で濡れタオルやスポンジが置いてないこともあり、
ついつい指を舐めてしまいそうになるものの、新型コロナの感染も気になるから、消毒用のアルコールで指をぬらして、その時は良いけど、アルコールが乾くとますます指が乾燥しての悪循環となります。
歳をとると指先が乾いてくるのは、皮膚の一番外側にある角層が、加齢とともに衰えて、保湿機能が低下してくるからです。
また、加齢とは別に新型コロナの騒ぎで、石けんで手を洗う機会が増えたり、アルコール消毒をする機会が増えたのも指先の乾燥に拍車をかけています。
スマホなどのタッチパネルは「静電容量方式」を使用している場合がほとんどです。
静電気を感知して作動するのですが、ある程度の水分がないと静電気が発生しないため、乾燥した指だとタッチパネルが反応しにくくなります。
タッチパネルを「押して」しまう
昔はタッチパネルがなかったこともあり、ボタンと言えば押すものだという無意識の指の動きがあります。
タッチパネルは前述の通り、静電気に反応するので、指で強く押しても反応しづらいことがあります。
逆に軽く触った方が、静電気が発生しやすく、意図せず軽く触れただけで、タッチパネルが反応してしまうことにも繋がります。
別の指が別の場所を触ってしまっている
タッチパネルの操作に慣れていないと、知らないうちに別の指や、タッチパネルやスマホを持っている方の手が画面に触れてしまっている場合があります。
こうなると、ちゃんとボタンのある位置をタッチしたつもりなのに、予想外の反応が出てしまったり、違う場所のスイッチが反応してしまう場合もあります。
タッチパネルがなかなか反応してくれない場合の対策
タッチパネルがなかなか反応しない時の対策として
タッチパネルは強く押さないで軽く触れる
タッチパネルが反応しない理由のところでも述べましたが、高齢者の場合、どうしてもボタンは押すものという潜在意識が働き、指でボタンの部分を押してしまいがちですが、
押さないで軽くタッチするという操作を意図的に行うようにすることである程度、タッチパネルの反応をよくすることが出来ます。
指の水分を多くする
何じゃそれって声が聞こえてきそうですが、タッチパネルの操作をする前に、洗面所や濡れタオルなどで指をぬらし、
さらに可能なら、ハンドクリームなどを軽く指先に塗り、指先が水分を保持しやすくなるようにします。
さらに、反応が鈍ければ、緊急対応として指先にはーっと息を吹きかけるのもあり。
タッチパネルの表面をこまめに拭いてきれいにする
スマホなど使いなれていないと、掃除などの手入れをしていないことがあります。
そもそも高齢になってタッチパネルの反応が鈍い分、余分な汚れなどで感度が悪くなっていれば、なおさら反応が悪くなりますので、こまめに表面を拭くなどしてきれいにしておきましょう。
この際、指はあきらめてタッチペンを使う
加齢に伴い、スマホなどのタッチパネルの反応がイマイチ、しかも画面が小さくて、隣のボタンまで一緒に押してしまったりとさんざんなことになったりと
老眼で、そもそも画面も見にくいという人は、いっそのことタッチペンを使うという方法もあります。
タッチペンなら、ピンポイントでボタンを指すことも難しくないですし、反応もビンビンくるはずです。
たまにしか使わない、
いや逆にしょっちゅう使うので快適にタッチパネルを操作したいという場合にはタッチペンを使うという方法もあります。
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