記事内に広告を含む場合があります。

金魚の繁殖方法、分かれば意外と簡単、親魚の入手から産卵、稚魚の飼育まで

金魚
スポンサードリンク

 

金魚を飼っている人は大勢いると思いますが、金魚の繁殖を行ったことのある人は意外に少ないです。

1度経験すれば、金魚の繁殖はそれほど難しくはないのですが、ちょっとしたコツと手間暇が必要なために、なかなか金魚の繁殖の機会が無いというのが理由です。

そこで、簡単な金魚繁殖のコツとやり方を解説してみたいと思います。

 

金魚の繁殖には、まずは親魚の入手と飼育方法にコツが

金魚の親魚

金魚の産卵の第一歩は親魚の確保から

当たり前ですが、金魚を繁殖させるためには卵を産む親を確保することが第1歩になります。

健康な発情したオスとメスが最低1匹ずついる必要があります。

親魚の年齢としては2歳(出来れば3歳)~5歳くらいまでの元気な親が良いです。

 

もともと金魚を何匹か飼育していて親魚候補がいるのなら問題はありませんが、新たに親魚を確保しておきたい場合は、通常前年の夏頃までに入手します。

というのは金魚は、通常、ショップなどに出回るのはその年に生まれた当歳魚が主になります。

 

注:金魚の年齢は数え年でカウントします。
その年に生まれた金魚を当歳、正月を越した金魚を2歳、以後正月を迎える度に3歳、4歳と数えていきます。

 

らんちゅうの子供

 

一般のペットショップで2歳以上の金魚が出回る数は少なく、かつ高額になります。

また、金魚の発情期は3月~6月くらいですが、この頃に入手しても、ペットショップのショーケースなどで育てられていた場合、発情していない場合も多くなります。

ですから、例え2歳以上の金魚を入手するにしても、スムーズに繁殖させようとすれば前年の夏頃には入手しておく必要があります。

 

オスメスの見分け方

繁殖させる場合、当然、オスとメスが最低1匹以上いないと話になりません。

そこで親魚は、オスとメスの両方確保する必要があります。

 

ただし慣れない人が金魚のオスとメスを区別するのは難しいと思います。

 

一応、オスとメスの見分け方のポイントを説明すると

・春先の発情期になるとオスはメスを追いかけ回す。

・発情期にはオスの胸びれやえら蓋に追い星と呼ばれる白いニキビのようなボツボツが出る。(出ないこともあるので確実では無い)

・メスのお尻の穴は丸く着き出して大きめなのに対して、オスのお尻の穴は小さく楕円形をしていて小さい(相対的なもので、慣れていない人が見分けるのは難しい)

・オスは比較的スマートでヒレもとがっているが、メスは全体的に丸っこく、ヒレも丸みを帯びている。

・同じ種類で同じくらいの大きさなら、メスの方が糞が太い

 

メスに金魚のお尻
メス

雄の金魚のお尻
オス

 

ということなのですが、発情期のオスの追跡行動、追い星などを除けば、オスメスの区別は結構難しいと思います。

また、オスメスそろえているつもりでも、冬越しの最中や、春先に体調を崩して繁殖に使えなくなってしまうことも珍しくありません

ということで、あらかじめ複数の親魚を確保しておく必要があります。

 

オスメスの判別について詳しくは下記のサイトを参照してください

 

 

オスメスが判別できない場合に、確保しておく親魚の数としては

性別不明の親魚が2匹の場合、うまくオスメスの組み合わせである可能性は50%

飼育している親魚の数により、少なくともオスとメスの両方がいる(どちらか1匹以上)可能性は
3匹 75%
4匹 94%
5匹 97%
6匹 98%

ですから、保証の限りではありませんが、オスメス分からなくても5,6匹確保しておけば、性別が偏っていてもほぼほぼ、オスかメスが1匹はいる可能性が高くなります。

 

親魚を入手したら健康に育てる

親魚を入手したら、翌年の産卵に備えて健康に育てる必要があります。

注意するのは

 

・密飼いにすると発育が遅れたり病気になったりする

60cm水槽または80Lプラ舟で3,4匹程度にします。それ以上になると無理がかかり、発育が遅くなったり、病気がちになる恐れがあります。

 

・エサのやり過ぎに注意

早く親魚に育てようとエサをやり過ぎると、肥満しすぎて体調を崩してしまう場合がありますので、エサは無理をしないでごく普通に与えます。

 

・自然や季節を感じさせる

全く日のあたらない室内だったり、照明を付けっぱなしだったりすると、自然や季節を感じること無く、発情しにくくなります

直射日光が当たる必要はありませんが、昼夜が分かる場所で飼育し、夜は早めに照明を消す(あるいは夜間は覆いを掛けるなど)ようにします。

 

金魚の親魚

冬場は冬眠させる

室内の水槽で飼育していても発情して卵を産むことはありますが、通常は、冬場に冬眠させることで、確実に金魚が発情するようになります。

時期としては12月~2月くらいの間(水温が10℃以下)

可能であれば、ベランダや庭など屋外で飼育するようにします。

 

急激に水温が下がると体調を崩してしまう場合もありますから、気温が下がってくる前に、冷たい外気にならしておいた方が良いでしょう。

また水温が10°C以下になったらエサ止めします。餌止めした後は水替えも、よほどのことがない限り行わないようにします。

一旦餌止めしたら、暖かい日があってもエサはやらないでおきましょう。

 

というのは、餌を食べた後水温が下がって消化不良のまま冬眠に入ってしまう可能性があるのと、エサをやることで水質の悪化が早まり水替えの必要が出てくることがあり、冬場の冬眠中の水替えは体調を崩す原因になります。

水が蒸発してしまって、水を追加する場合も、水温が上がらないように屋外にくみおいた水を少しずつ追加するようにします。

 

水質が悪化してやむを得ない場合も、水替えの量は10~20%程度に抑えるようにします。

また、表面の水がうっすら凍る程度なら良いのですが、寒冷地などで、水槽が完全に凍ってしまうようなところですと、さすがに金魚も耐えられないので、気温が常時氷点下以下にならないような所に置くか、水槽を冬囲いするなどの対策が必要になってきます。

 

注:冬眠中は、多少動いていても新陳代謝はかなり低下していますので2、3ヶ月エサをやらなくても大丈夫ですし、水替えの必要もありません

ベランダに置いてある水槽

冬眠中のらんちゅう(マンションのベランダ)

 

 

金魚の産卵の季節と、産卵のさせ方

2月の寒い日を乗り越え3月に入るといよいよ産卵の準備を始めます。

水温が10°Cを超えるようになってきたら金魚を起こす

3月に入ると気温も少しずつ上がり始めます。

水温がコンスタントに10°Cを超えるようになってきたら、金魚を起こしましょう。

「金魚を起こす」というのは冬眠の状態から春の活動状態に移行させることです。

 

金魚の親魚

 

具体的には、天気が良く、気温が上がってきた日に、水替えを行います。

かなり水も痛んでおり、PHも上がっていると思いますが、いきなり1度に水替えをすると金魚への影響も大きいですから、水替えは1/3くらいにします。

水槽あるいはプラ舟はかなり汚れていると思いますので、出来れば水と金魚は一旦別の容器に移しておいて、掃除が終わった後戻すようにします。

 

水替えした翌日から少しずつエサを与えていきます。
(水替えした日のえさやりは体調不良の原因ですからエサは与えないようにします)

冬眠から覚めたばかりで、体長もまだ万全で無いので、様子を見ながら、餌の量はほんの少しだけにします。

 

3月になれば気温もグングン上がり春らしくなってくると思います。

金魚の活動が活発になって来れば、それに合わせて餌の量も少しずつ増やしていきます。

水替えも適宜行っていきます。

この時、活動が活発になるにつれ金魚はエサを欲しがりますし、長い冬眠(断食)の後だからとついついエサを与えすぎになりがちですから気を付けましょう。

 

メスを追いかけているオスの金魚

オスがメスを追いかけだしたら別々にする

気温(水温)が上がり、活動が活発になって来ると金魚は発情してきます。

先に発情するのは大概がオスで、メスを追いかけ回すようになります。

そのまま放置していると、採卵に失敗する可能性があるのでオスメスを別々の水槽に分けます。

 

なぜかというと

・準備が整っていない予定外の早い時期に産卵してしまうことがある。
・メスがまだ発情していないのにオスに追いかけ回されて体調を崩してしまう

ということがあるからです。

 

追っかけている方がオスですので、別の水槽に隔離します。

追っかけて無くてもオスの可能性はありますが、区別が付かないのであれば取り敢えずしょうがありませんのでそのままにします(少なくともまだ発情していない可能性が高い)

ということで、春先にはオスメスを別にする必要があるのと、さらに産卵した稚魚を育てるための水槽で、繁殖には最低3つの水槽が必要になります。

 

満月

水温が18°Cを超えるようになってきたら採卵にトライする

金魚の繁殖のために採卵するなら水温が18°を超えたあたりが適期です。

ちょうど発情が始まる時期ですし、メスの準備も整っています。

また生まれてきた卵も、18°Cくらいの時が1番奇形が少なくなります。

まずは、大まかな採卵の日にちを決めます。

 

卵が産まれた後は結構忙しくなりますので、自分の都合などをよく検討して決めましょう。
(採卵後の作業などについては後述)

目安としては満月の夜が最適です。ウソじゃろうと思う方もいますが、自然の摂理は不思議なもので、満月の夜の採卵は結構うまくいきます。

 

満月が無理なら新月を狙います。

満月新月はネットで「月齢カレンダー」で検索すれば調べることが出来ます。

満月にこだわる必要はありませんが、成功率は高くなります。

 

次に考慮するのは気温の推移、

だんだん温かくなって、日中の気温が安定して18°C以上になる時期を狙います。

最適なのは日中晴れて気温が上がり、夕方になって曇ってきたことで、翌早朝の気温が余り下がらないことが予想される日です。

 

夜晴天だと放射冷却で結構気温(水温)が下がります。逆に曇りだと放射冷却が無く、雲の保温効果で夜間の気温(水温)が下がりにくくなります。

注:産卵は通常明け方近くに行われます。

 

計画していた日があいにくの天気で、朝方の気温が急激に下がりそうな場合は、ヒーターを使って水温を下げないようにする手段もあります。

 

室内の水槽で産卵させる場合は天候はあまり気にかけなくても良いですが、気温がグンと下がることが予想される日は避けるか、あるいは室内であればエアコンで室温を調整するという方法もあります。

金魚の親魚

採卵準備

いよいよ採卵の日が近づいてきました。

採卵の準備としては

採卵用の水槽の準備

採卵予定日の2日前にキレイに掃除した水槽を準備し新しい水を入れ、強めにエアレーションを行っておきます。

また産卵巣も、隅の方にかためて入れておきます。

 

産卵巣としては

・水草の「カボンバ」や「アナカリス」を束ねたもの

・人工の産卵巣

・緑色のビニールひもをほどいてばらけたもの

などを使います。

 

カボンバ
カボンバ

人工の産卵巣
人工の産卵巣

親魚を産卵用の水槽に入れる

採卵予定日の前日に親魚を産卵用の水槽に入れます。

まず最初にメスを入れます。

入れたばかりの時には慣れないため隅の方でじっとしているかもしれませんが、次第に泳ぎだし

産卵巣をつついたり、エアレーションしている泡の上をバチャバチャ泳ぎだしたら、発情している証拠です。

 

そのまま隅でじっとしているようだとちょっと不安感がよぎりますが、後はオスの追い込みに期待します。

メスが産卵水槽に慣れてきた頃にオスを入れます。

オスメスの割合はメス1に対してオスを1~2が良いのですが数が揃わない場合はやむを得ません

 

極力、オスメスの数が揃うようにします(出来ればオスが多め)

1対1で自信が無い場合は2対3とか、1対2でも良いです。

ただし余り数を入れすぎると逆効果になります。

 

親魚を入れた後は波板などで蓋をして、そっとしておきます

なお、親魚は産卵の前々日から餌止めします
(糞で産卵水槽が汚れるのを防ぐのと、産卵時には体力を消耗するので身軽にしておいた方が金魚の健康にも良い)

 

産卵中の金魚
産卵中の金魚

産卵は早朝、明け方が多い

翌日、朝早く様子を見にいけば、水槽の中で、親魚達がバチャバチャと産卵をしているはずです。

隅っこでおとなしくしていれば失敗した可能性が高いです。
(既に産卵が終わって休んでいる場合もあります)

金魚の産卵の瞬間
金魚の産卵の瞬間

卵が産まれた後の稚魚の育て方

産卵の確認

翌朝明るくなったら産卵しているかどうか確かめます。

水槽の上にしていた蓋を上げ、様子を見ます。

おそらく産卵を終わった親魚たちは疲れてじっとしていると思います。

産卵した場合は水が泡立っているのと、産卵巣があちこちにばらけているので大体分かります。

 

そっと産卵巣を水面の上に上げて、卵が付着しているかどうか確認します。

産卵していれば1mmくらいの透明な卵が産卵巣のあちこちに付着しています。

数が少ないように見えても、結構卵の数は多いはずです。卵は小さく、見えづらいですから丹念にチェックしてみます。

 

全く産卵して折らず、まだ親魚たちが元気なようであれば、もう1日くらいそのままにして様子をみます。

更に翌日になっても産卵していないようであれば、採卵失敗ですので、あきらめてオスメスを別々にして次の機会を狙います。

 

時期としては体力が回復する2週間後位を目指します。

ただし、産卵の時期は遅くても6月中旬くらいまで(水温が24°Cくらいまで)で、夏場に入ると発情期が過ぎて、採卵は難しくなりますから、年内の繁殖はあきらめた方が良いでしょう。

 

それから1回の産卵で産まれてくる卵は数百~数千個もありますから、通常の家庭で複数回の産卵をさせるのはやめておいた方が良いです。

とてもじゃないけど飼育出来ないと思います。

(やろうと思えば2週間おきぐらいに2,3回の採卵は可能ではあります)

 

また、複数回の産卵は親魚の寿命を縮めるばかりで無く、そのまま体調不良でダメにしてしまう場合も多いです。

産卵が終わった水槽は汚れていますから、水槽に余裕があれば、卵が産み付けられた産卵巣を新しい水槽に移動します。

 

水槽に余裕が無ければそのままでも問題ありません

産卵水槽には、稚魚がふ化した後のことを考えて弱いエアレーションをかけておきます。
(産卵の時のような強いエアレーションだと、水流で稚魚が翻弄されてしまいます)

 

生まれたての金魚の稚魚
生まれたての金魚の稚魚、水面近くの水槽にへばりついています。白く見えるのは無精卵

 

ふ化までの日数

ふ化までの日数は水温と反比例しますが、

20°Cくらいであれば4日

極端に水温が高ければ3.5日

水温が低ければ5~6日

14°くらいが続くようであれば10日くらいかかる事もあります。

 

水温が低すぎたり高すぎたりすると奇形やなどが出やすくなります。

受精卵は2日目ぐらいから薄い飴色に変色します。無精卵はカビが生えて白くなり、目立つので、無精卵ばかりのように見えますが、意外と受精卵もたくさんあります。

 

ふ化する前日くらいには、卵の中で稚魚の形がハッキリして見えてきます。

通常は産卵から4日目くらいに卵からふ化して、針の先のような稚魚が出てきます。

産卵巣や、水底、壁などにへばりついていてほとんど動きません

 

稚魚がエサを求めて自分で泳ぎ出す2日くらい後までは産卵巣などはそのままで構いません。

また、生まれたての稚魚には、さいのう(ヨーサック)と呼ばれる袋を持っていて、そこから栄養を補給するので、2日くらいはエサも要りません

 

2日くらい経って、稚魚が自ら泳ぎ出すようになったら産卵巣を取り出します。

この時、ゆっくり産卵巣を揺するようにしながら取り出さないと、稚魚が産卵巣にくっついたまま、離れ損なって一緒に出てくることがありますから気を付けましょう。

 

金魚の稚魚
金魚の稚魚(生後2週間ほど)

エサの準備

稚魚のエサはミジンコが最適なのですが、最近はミジンコを採集出来る池などが少なくなっていますし、自然のものを取ってくると害虫の卵や、ウイルスなどが付いている場合もありますので

ブラインシュリンプと人工エサを使用します。

 

生まれたばかりの稚魚は人工エサだと、なかなか食いつきが悪いので、最初の1週間か2週間くらいはブラインシュリンプを使用した方が良いと思います

ブラインシュリンプはエビの一種ですが、プランクトンのような生き物で、その卵が市販されていて(乾燥状態で長期保存が出来る)

 

28°Cくらいの温かい塩水につけてエアレーションしておくことで24時間くらいでふ化してくるものをエサとして使います。

ブラインシュリンプの卵や付加させる装置などは事前に準備しておき

金魚の卵がふ化したタイミングで、ラインシュリンプの卵を孵化器に入れるような感じにします。

 

金魚の稚魚はふ化してから2日くらいは餌を食べませんから、ふ化をしてからブラインシュリンプを湧かせる作業を行うくらいでちょうど間に合います。
(ブラインシュリンプはふ化するのに24時間程度かかる)

 

ブラインシュリンプの卵
ブラインシュリンプの卵

ブラインシュリンプふ化装置
ブラインシュリンプふ化装置

自作のブラインシュリンプふ化装置
100均のパスタ入れでふ化させることも出来ます。

庭などに余裕がある場合は120Lくらいのたらいに水をためて、ミジンコを湧かせる方法もあります。

ミジンコの湧かせ方は、たらいに水を入れてミジンコの卵(市販されている場合もありますが、通常はミジンコがいる田んぼの土少量、あるいは池などに繁殖しているミジンコを少し持って帰って入れるなどします)を入れます。

 

エサとしては、飼育水槽の汚れた水でも構いませんし、フィルターを洗った残り水、パン酵母や、クロレラを使う人もいます。

 

ミジンコを繁殖させるたらいはある程度日光が当たるところに置きます

エアレーションは必要ありません(弱くかけても良いですが、強すぎて水流が出ると、逆効果になります)

ただし、ミジンコの繁殖は、微妙な水質のバランスの上で成り立ちますので、突然ミジンコが全滅したり、なかなか繁殖しないこともあり、いつでも必要な量が確保出来るかどうかは分かりません。

 

ブラインシュリンプやミジンコである程度大きくなれば(6~7mm)人工エサにも食いつくようになりますから、以後は人工エサだけで問題ありません

もちろん人工エサといっても親魚用は粒が大きくて稚魚は食べられませんから、稚魚用を使います。

 

大抵は初期、中期、後期など稚魚の大きさに合わせた粒のエサを売っていますから、稚魚の成長に合わせて変更していきます。

 

金魚の稚魚
金魚の稚魚

淘汰するということ

卵から稚魚がふ化した時、通常であれば1000匹くらいの稚魚が生まれてくることになります。

これを全部大きくなるまで育てることは不可能です。

一般家庭であれば1000匹のうち、残せるのはせいぜい数匹なので、他の稚魚は淘汰する必要があります。

 

知り合いに譲ると行っても限度があります。

ここで問題になるのが、淘汰するのが可哀想だとか、少しでも大きくなって形の悪いものをはねていこうなどと、淘汰するのを先延ばしにしがちなのですが

 

小さな水槽で飼育している場合、

・稚魚の数を減らさないと稚魚は大きくなれない

・密飼いを続けていると、病気が発生し、へたをすれば全滅という可能性もあります。

 

ですから、一回り大きくなったと思ったら、どんどん数を減らしていく覚悟が必要です。

場合によっては、何も見ずに半分捨てるという選択もあります。

可哀想という感情が、かえって金魚に悲惨な運命をたどらせる結果になりますから,ここは心を鬼にして、淘汰していく必要があります。

 

成長した稚魚
成長した稚魚

色替わりの最中の金魚
色替わり中の金魚

まとめ

金魚の繁殖は難しそうですが、コツとやり方を覚えれば結構簡単です。
(手間暇はかかりますが)

生まれてきた稚魚は針の先くらいしかないのに、成長するにつれてどんどん金魚らしい姿になっていきます。

 

また、生まれた時にはフナ色をしている金魚の子供達も、大きくなるにつれて赤い金魚色に変色していくのも見物です。

一生懸命育てている金魚たちの子供を繁殖させるのも楽しみなものがあります。

 

興味のある方は1度金魚の繁殖に挑戦してみてはいかがでしょう。

きっと生命の神秘を感じることが出来ると思います。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました