ユーチューブを観出すと止まらない
他にもやらないといけない事がたくさんあるのについついユーチューブにはまってしまって、気が付けばもうこんな時間
という状態から抜け出せない、今日はもう観ないでおこうと思っていたのが、気が付いたら、また今日も、ついつい見続けてしまっていたというあなた
ユーチューブを観出すと止まらないデメリット
そんなの分かっているよと言いたいでしょうが、本当のデメリットを再認識するのも止めるためには必要です。
どんなデメリットがあるか身にしみて理解した上で
なぜ、ユーチューブを見るのを止められないのか
そして観るのをやめる為の方法について考えてみたいと思います。
ユーチューブを観過ぎることのデメリットや問題点
時間を奪われる
初っぱなから、分かりきったデメリットですけど、とにかく時間を奪われてしまうこと
ユーチューブを観ていたために、他のことが全然出来ていない
せっかくの休日も、何にもしないで、過ぎ去ろうとしている
となると学生であれば勉強が進まない
在宅ワークの人であれば仕事が進まない
そうでない人も、資格の勉強が出来ないとか、睡眠不足になるとか様々な問題が出てきます。
依存状態になる
次の章でなぜ止められなくなるのかを分析しますが
辞められなくなる人の中には、ユーチューブの視聴に対して依存状態になっている場合も有ります。
毎日何か充たされないものがある・・そういう心の隙間を埋めるためであったり
ユーチューブという娯楽に心が囚われ、なかなか自分の意思では辞めることが出来ない依存状態になっている人もいることでしょう。
そしてその状態が酷くなると自分の生活がユーチューブで占められ、暇さえ有ればユーチューブを視聴している状態が続くことになります。
仕事や勉強に集中出来なくなる
ユーチューブにはまるあまり仕事や勉強をしている最中にもユーチューブのことが気になり、集中出来なかったり
さらには、勉強の最中についついユーチューブを観てしまったりして、時間をロスしてしまうなんて事もあるかもしれません
疲労を蓄積してしまう
長時間ユーチューブを観続けることで、脳が結構疲労します。
スマホであればスマホ首やパソコンであれば椅子に座り続けることでの血行不良
また睡眠不足や眼精疲労などが蓄積していくこともあるでしょう。
脳の働きが低下してしまう
動画、特にユーチューブで難しい内容の物を観続ける人ってあまりいないと思います。
ユーチューブにはまるならどうしてもストレス解消や、娯楽的なものが多くなると思います。
そうなると
本など文字を読む場合にはテキストを理解して頭の中で状況や意味を再構築するという作業が行われます。
あるいは、日常の作業をしているときであっても、その作業状況を把握して、状況の変化に対応したり、次の状況を予測して準備したりという頭の体操が必要です。
所が動画の場合は、そのような作業は必要ありません
完全に受動的に、流れている映像、映像ですから見たままの場面を、気楽に眺めているだけで
しかもそれが長時間、毎日続くようになると脳みそを能動的に使ったり、複雑な状況を理解したり予測したりする事が無くなり
お気楽な分かりやすい画面(動画)を受け身で観ているだけという状況が続けば
人間の脳って怠け者ですから、ややこしいことや面倒な思考をするのがおっくうになるというか
働きが低下してしまう事になります。
ユーチューブを見出すと止まらない理由
ユーチューブを観出すとなぜ止まらなくなってしまうのでしょうか、その原因についても探ってみたいと思います。
自動的に過去の履歴から興味のありそうな動画が表示される
ユーチューブって、過去の閲覧履歴からあなたが興味を持ちそうな動画を見つくろって表示させてくれます。
ですから、どうしても、次々と興味のある動画が出てくればついついクリックしてしまう
あるいは、自分が忘れていた昔好きだった歌手の動画が突然出てきたりして
何で分かったの?みたいな動画が出てくることもあります。
1つの動画を短時間で見られる、面白くなければすぐに切り替えられる
ユーチューブの動画は大概が数分~長くても20分程度のものが多いです。
2時間ものの映画ならちょっと気合いを入れて、時間のある時に
となるんですが
気になるタイトルの動画が目に入って、長さが数分とか10分程度なら、
「ちょっと見て見ようか」
となりますし
つまらなければ、観るのを止めるとか他の動画を探すとかいうのも簡単です。
テレビでは観られない様々なマイナーな動画があり、個人のマイナーな要望に応えられる
テレビだと、番組表を見比べても、観ることの出来る番組は限られていますし
あなたの大好きなマイナーなジャンルの番組が放送されることはありません。
ところが、ユーチューブには様々な動画が溢れています。
ごくわずかな人しかやっていないような趣味の事に関する動画もありますし
テレビのような万人向けの内容ではなく、思いっきり本音を語っている動画も数多くあります。
ユーチューブでは常に自分が見たいと思う内容の動画を観続けることができます。
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速報性がある
ユーチューブでは結構、最新の情報が流れたりします。
テレビでも、大事件などはすぐに放送されますが
一部の人しか興味のないような話題などであれば、報道されなかったり
たまたまその報道を見逃したりすれば、次ぎに報道されるまでその事件は知るよしもありません
あるいは、公共の電波と言うことで、当たり障りのない内容しか放送されませんが
ユーチューブであれば、次々と興味のありそうな事件が出てきたりしますし、個人の過激な意見であっても、倫理的に問題がなければ動画がアップされています。
心に充たされないものがある
既存のメディアに飽き足りない人や
リアルの人間関係がうまくいっていない、仕事の関係であまり他の人との接触がない
そういう人がSNSでやり取りするのもうっとうしい
そんな時に、ユーチューブという媒体を通して、個人を全面的に出している人の動画を見ることで、何か心の隙間を埋めたいという人もいると思います。
現実逃避
難しい勉強の課題をやりたくない、やりたくない仕事をしている
あるいは、日常や仕事でうまくいっていないから一時的にも現実を離れるために、ユーチューブに没頭する人もいます。
興奮することで依存性が出てくる
映画だと比較的動画が流れる時間は長時間ですし、感動する部分や興奮する場面ばかりでなく、比較的退屈な場面が続いたりします。
一方、ユーチューブにはまる人っていうのは、比較的短めの動画を、次々と観ていることが多いようです。
人気のある動画であれば観ることで何らかの興奮や感動があるはずです。
そして気持ちが盛り上がっている状態のまま、動画が終わってしまうことで
その興奮状態(快感)をもう一度味わいたいという欲望が知らず知らずのうちにわき上がってきて
もう一つだけ動画を見ようか
となって、
次ぎに見た動画がイマイチだったら、もう一つ観ようとなるし
感動、興奮があれば、また気持ちが盛り上がって、これまたもう一つ観ようとなってしまうわけです。
動画視聴に努力がいらない
ユーチューブは動画ですから、内容を理解するのに何の努力も必要ありません
そもそも理解するのに努力が必要な難しい内容の動画なら観ないです。
しかもユーチューブは漫然と観ているだけで、次々と興味を引きそうな動画が新たに表示されます。
何の努力もせず、ボーッと観ているだけで興奮や感動(快感)が次々と得られるわけで
人間の悲しい性、楽ちんな状態で感動、興奮(快感)が得られるのですから、そんな気持ちいい状態から抜け出ようという気にはなかなかならないはずです。
無料である
ユーチューブが有料だったら、絶対途中でブレーキがかかります。
無料だからいつまでもダラダラ観ていられるわけです。
クオリティーが低いものも有り満足出来ない
これはちょっと、逆説的で説明がいるかもしれません
ユーチューブは最近はクオリティーが上がってきて、プロの編集者や芸人さんが作っている動画も増えてきていますが
まだまだ素人さんが作っているものも多いです。
そうなると、それなりに動画に感動したり満足するのですが
イマイチ完璧でない、色々不満があったり、あそこをこうすればもっと面白くなるのに
などという何といいますか、寸止め感がある
完全に感動してしまえばそこで満足して、じゃあ勉強でもやるかといきやすいのですが(???)
微妙に不満があったり満足感がない状態なので更なる感動(快感)を求めて次の動画を見てしまうことになります。
止まらないユーチューブ視聴を止める方法
何だかんだいってきましたが
そんなことより、ユーチューブの観すぎで困ってる
勉強時間が減ってる、毎日睡眠不足でふらふらだ、仕事に集中出来ん
何とかする方法は無いのか
ということで対策を集めてみました。
ユーチューブを見ていた時間の記録を取る
夢中で動画を見ていて、長時間経ってしまって
あ~あ、またやっちまったぜ
寝よ寝よ
で、終わっていると、また明日も同じ事に
やはり人間はサルじゃないので反省することが大切
客観的に自分のやらかしてしまったことを見つめ直すのが効果的
取り敢えず、だいたいで良いので何時から見始めて、何時まで観ていたのか
思い出してでも良いですが、時々見ている場合は、メモ帳辺りに時間を記録しておくのもよいでしょう
あとから時間を集計して
「げーこんなに観てたのか、ヤバいなあ」
と、現実を直視するのも効果的です。
ユーチューブをスマホで観ているならユーチューブアプリの中に、総視聴時間を確認出来る機能があるので、そこで確認するのがお手軽でしょう
ただし、パソコンには今のところ、総視聴時間を確認する機能は無いようなので別の手段(前述の自分で記録を取るなど)が必要です。
自分が打ち込める物を見つける
勉強しようとしてもイマイチ気持ちが進まない
てことでついついユーチューブを観てしまう、そしてズルズルと観続けてしまう
ということを避けるためには、取りかかりやすく、それなりに打ち込めることを見つけるのも1つの方法です。
と言っても、スマホゲームにはまっちゃって、ゲーム依存になってしまったりすると意味がないんですが
もう少し健全なこと
勉強や仕事でなくても
ユーチューブが観たくなったらその前に
推理小説を読むとか、パズルとか、
あるいはごく簡単なことで、取り敢えずユーチューブに手を伸ばすのちょっとだけストップさせること
明日のスケジュールを考える、日記を書くなど
出来れば、少しばかり頭を使うものの方が良いかと思います。
動画はどうしても受動的に楽しむことが出来るので、動画の世界から、頭を能動的に使うようなことには、ナマケモノの脳がイヤイヤをしてしまいがちです。
ユーチューブを開きにくくする
ついつい惰性でユチューブを開いてしまう
そういう事を無くすために、スマホやパソコンからユーチューブを観られなく、あるいは観にくくする方法もあります。
スマホであれば
・ユーチューブアプリを削除してしまう。
・スマホの機能制限でWebサイトの「www.youtube.com」を閲覧禁止にしてしまう。
・ユーチューブアプリの設定で視聴時間の設定で「一定時間ごとに休憩をリマインドする」をオンにする。
などの方法があります。
パソコンの場合は
・お気に入り(ブックマーク)から削除
・GoogleChrome(Webブラウザ)の拡張機能であるSiteBlockを追加してユーチューブの閲覧を禁止にしてしまう。
・While you are watching YouTubeを追加する。
これは一定時間毎に
英語で「あんたがボーッとユーチューブ観とる間に、ビルゲイツさんは○○ドル稼いどるよ」という嫌がらせ画面が出てきます。
While you are watching YouTubeを追加する
ユーチューブをその場で観ない(URLをメモしておく)
これは、興味を引く動画があっても、その場では見ないようにしてURLをワープロかExcelなどに記録しておき後から視聴する方法です。
こうすることで、ズルズル動画を見てしまう悪習慣をストップすることになります。
タイトルを観て興味を持っても、後から観れば良いと自分に言い聞かすことで、比較的心理的抵抗無しに視聴をストップすることが出来ます。
で、しばらくして、その動画を見る頃には、心も冷静になっていますし
動画に対する興味も薄れていることが多いですから、最初の方だけを観て、つまらないから視聴するのを止めておこうというケースも多くなります。
ユーチューブには「後で見る」機能がありますから、これを使っても良いでしょう
時間が経つと、意外と興味は薄れていることが多いです。
とはいうものの、便利すぎて、結局後から「あ、こんな動画もあったな」ってズルズル観ることがないよう注意しましょう。
自分の前に鏡を置く
自分の前に鏡を置く
自らの姿を鏡で見ることで結構我に返るものです。
無駄な時間を動画を見ることで浪費している自分
「おまえは何をやっているんだ」と自問自答させる作戦です。
取りかかりが容易な物を準備しておく
勉強したり、何か面倒な作業をやらないと行けない時って、結構心理的抵抗感があって
取り敢えずユーチューブでも観ようかってなりがちです。
そうならないためには勉強などの取っかかりの時に、ちょー簡単な作業を入れておくというのもユーチューブに自分を待避させないための手段になります。
まずはスケジュールを確認するとか
ノートを広げて角っこに誰かの似顔絵を描くとか
ユーチューブを観たくなったら、まずはお菓子を食べながらお茶を飲む
宝くじが当たったらどうしようかなどと空想する。
などなど、とにかくユーチューブに逃避しないように別の簡単に取りかかれるイベントを用意しておきましょう。
まとめ
ユーチューブを有効に活用すれば良いのですが、得てして、動画視聴にのめり込んでしまって
大事な事をやる時間がなくなってしまった、睡眠不足だ、能動的に頭を使わないことで脳みそが融けてしまった(^^;)
などというデメリットが出てきます。
ユーチューブ側にも、少しでも長時間視聴させてやろうという、様々なワナが仕掛けられているためにどうしても依存状態になりやすく
これを止めるためには自分で意識して、ダラダラと観続けないための工夫が必要になってきます。
物理的に視聴しにくくさせるものや、自分を冷静に、我に返らせる方法、別のものに意識を持っていく方法など色々ありますが
最終的には、自分自身が、動画依存のワナにはまらないよう強い意思を持つ事が大切です。
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