もしかして、自分はワキガ？
周りの人の様子がどうも気になるけど、自分では分からない、自分の体臭
とは言っても、実はワキガになる人には明らかな特徴があり、
自分がワキガかどうか、簡単にセルフチェックできます。
ワキガのセルフ判定法
１ 耳垢がじゅくじゅくして乾燥していない
２ 両親のどちらかがワキガ
３ わき毛が多い
４ わきから出る汗が多い
５ 下着の脇が黄ばみやすい
これらの項目に当てはまっていれば、ワキガの可能性は高くなります。
それぞれの項目をもう少し解説すると
耳垢がじゅくじゅくして乾燥していない
日本人には耳垢が乾燥している人とジュクジュクに湿っている人がいます。
耳垢が乾燥している人は弥生系、耳垢が湿っている人は縄文系の遺伝子を持っているといわれます。
これを世界的に見ると
欧米人や黒人は耳垢が湿っている人がほとんどで、一方、東アジア系の人は耳垢が乾燥しています。
そして、欧米系など耳垢が湿っている人の多くはワキガが有り
東アジア系の耳垢が乾燥している人にワキガは無いと言われています。
ですから、世界中の大くの人は耳垢が湿っていてワキガが有り
東アジア系の人だけが耳垢が乾燥していて腋臭がありません
因みに欧米系の人などは腋臭があるのが当たり前なので、ほとんど研究はされておらず
研究が進んでいるのは日本、韓国、台湾、中国などがほとんどで
特に日本人には耳垢が湿っている人＝腋臭がある人が多いので、ワキガの研究はかなり進んでいます。
そもそも東アジア人のほとんどは耳垢が乾燥しているのに対して、日本人の約１６％は耳垢が湿っている＝腋臭があるのに加えて
日本人は臭いに敏感なので、腋臭が気になるのかもしれません
腋臭と耳垢の関係については
・腋臭のある人の９８％が耳垢が湿っている
・耳垢が湿っている人の８０％に腋臭がある
・耳垢が乾燥している人で腋臭がある人はほとんどいない
という関係があります。
両親のどちらかがワキガ
前の項で述べた耳垢が湿っている、湿っていないという形質は、日本人のルーツ研究にも使われている項目で
耳垢の性質は親からの遺伝が大きく影響しています。
そして、耳垢の性質と腋臭の間にも強い相関関係がありますから、当然、ワキガについても、遺伝が影響を与えています。
ワキガが遺伝する確率は
両親のうち、どちらかがワキガ→およそ子供の５０％がワキガ
両親共にワキガ→およそ子供の８０％がワキガ
となっていて、親のどちらかがワキガであれば、かなりの確率で子供もワキガになります。
ここまで来ると、ハッキリ言って
耳垢が湿っていて、両親のどちらか（または両方）がワキガであれば、ほぼワキガ（軽度な物を含む）と判断しても良いかと思います。
因みに私の父親は軽度なワキガが有り（母は無し）、私も軽度のワキガがあり、耳垢は湿っています。
わき毛が多い
わき毛が多い人は、毛穴が発達しています。
そして、毛穴が発達していると言うことはワキガの原因物質を分泌するアポクリン汗腺も発達しているという相関関係が見られます。
ですから、わき毛が多い人はそれだけ腋臭が強くなる可能性が考えられます。
またわき毛が多いと、汗がこもりやすくなるということも関係しているかもしれません
わきから出る汗が多い
腋臭のある人の６０％は多汗症だというデーターがあります。
多汗症の人だからワキガになる訳ではありませんが
汗が多い人は当然、アポクリン汗腺から出てくる分泌物も多くなりますから、より、腋が臭くなりやすくはなります。
下着の脇が黄ばみやすい
ワキガの原因になるアポクリン汗腺から分泌される物質にリポフスチンという色素成分が多く含まれています。
この色素成分のために、下着の脇の部分が黄土色～茶色に変色します。
ただし、汗が染み込んで黄ばみになることもありますから、多少の変色は誰でもあります。
自分はワキガだと思っている人の多くは思い込み
人は緊張したりすると、大量の汗をかくことがあります。
そして腋の下は汗や分泌物が溜まりやすい場所でもありますから、普通に体臭として臭うこともあります。
そしてたまたま通常の体臭が、ちょっと強く感じられた場合などに、自分がワキガでないかと思い悩む場合があります。
特に日本人は臭いに敏感ですし
それに、なかなか「あなたは臭い」とか面と向かって言う人もあまりいませんから
疑心暗鬼になってしまう場合が多々あります。
ですから、自分がワキガであるかどうか冷静に判断するためには、前の項で説明したチェック項目から
自分がワキガであるかどうか判断した方が良いと思います。
その上で、家族や信頼できる友人に相談するとか
臭いがよほど酷い場合には病院を受診するとかになります。
まとめ
ワキガかどうか判断する場合
耳垢が湿っているかどうか、両親がワキガかどうか
この２点をチェックすれば、かなりの確率で自分がワキガ（腋臭がある）かどうか判断出来ます。
その上で、わき毛が多かったり、多汗症、下着の脇が黄土色～茶色にハッキリ変色しているかなどを参考に判断するとよいでしょう。
そもそも、世界的にはワキガの人の方が多く、欧米人などはほとんど気にしないです。
よほど病的に強い腋臭がするのでなければ
腋を清潔に保ち、制汗剤や消臭スプレーで対処すれば、それほど気にする必要はありません
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