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原因不明の慢性腰痛を治すにはストレスと運動不足の解消が効果的

健康
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急性の腰痛や、原因のはっきり分かっている腰痛は別として、原因不明の慢性腰痛の大部分は

ストレスと運動不足が原因です。

 

ストレスが腰痛の原因というとにわかには信じられないという人もいるかも知れませんが、専門家の間ではストレスが、原因不明の慢性腰痛の主な原因になっているということは結構常識になっています。

 

また、運動不足による胴回りの筋力不足が腰痛の原因になっていることもあります。

 

ストレスで腰痛になっている人

ストレスが原因で慢性腰痛になるって本当でしょうか

今や知る人ぞ知る、原因不明の慢性腰痛の7割がストレスが大きな要因になっていると言われています。

ストレス、不安、うつなどの心の不調から来る慢性腰痛を「心因性腰痛症」と呼ぶ場合もあります。

 

なぜストレスが腰痛の大きな原因になるのでしょう

小さな痛みを抑える働きが弱くなる

人間の身体にはあちこちに神経細胞が張り巡らされています。

そして、この神経細胞には様々な刺激が加えられ、いちいち反応していると、まともに生活が出来なくなりますから

ちょっとした痛みなどは抑制され、脳に伝わらないように出来ています。また、多少の痛みは軽減されて脳に伝わるようになっています。

 

ところがストレスが長期間加わり続けると、小さな痛みを抑制する機能が働かなくなり、ストレートに痛みが脳に伝達されるようになります。

そうなると、普段は痛みとして感じていない小さな刺激が痛みとして伝わり、このような状態が続くと、その痛みが更に増幅されて伝わるようになります。

 

さらに、ストレスがかかっている状態というのは、身体がある種の防衛体制に入っている状態・・

つまり、ストレスが身体に悪影響を与えるのは、ストレスから自分の身を守ろうとする本能的反応が、過剰に現れ続けることで、逆に身体の働きが悪くなることが原因になっています・・

 

ですから、ストレスがかかっている状態だと、わずかな痛みでも身体が過剰に反応してしまって

神経細胞が強い痛みと感じるような信号を脳に送り出してしまいます。

 

自律神経失調症の人

 

自律神経失調による不調

ストレスにより、交感神経が活発に働きすぎ、身体の過剰な反応を抑える副交感神経の働きが悪くなります。

この結果自律神経失調状態になり、身体のあちこちに不調が出たり、神経が過敏に反応したりするようになります。

 

ストレスが、腰痛の原因になる内臓の働きを悪くする

ストレスが続くと、通常、内臓の働きも悪くなります。

ストレスが原因で悪化しやすい病気には腰痛の原因にもなるものも多くあります。

 

例えば
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃下垂、胆石、胆嚢炎、大腸癌、腹部大動脈瘤、帯状疱疹、骨粗しょう症、月経困難、月経不順など

治療が必要な病気の状態にまでならなくても、その一歩手前の状態になれば、腰の痛みにもつながることになります。

 

また、ストレスを解消しようとして過剰な飲酒、過食、喫煙などにより、糖尿病、高血圧、心臓病などに悪影響を与え、更にこれらの病気が、上記の腰痛に影響のある疾病を悪化させる原因にもなります。

 

ストレスで内臓の働きが悪くなった人

 

ストレスによるマイナス思考

ストレスがかかっているとどうしてもうつの傾向が出やすくなります。

 

そうなればどうしても考え方がマイナス思考になってしまって、わずかの痛みでも、痛みが強くなるのでは無いかと思い込み

その思い込みや、痛みを生ずる部分に神経を集中してしまう結果、より痛みを感じやすい状態になってしまいます。


どうして運動不足だと腰痛になるのでしょう

ストレス以外でも運動不足によって腰痛は増幅されます。

 

腰の部分は骨だけで支えられている訳ではありません

腰の周りには様々な筋肉が張り巡らされ、その筋肉によっても腰は支えられている訳ですが

運動不足で腰の周りの筋肉が弱くなると、身体を支えられずに、負担が骨の部分に集中したり

あるいは一部の筋肉にばかり負担がかかることになって、その部分に痛みが生じることになります。

 

また、同じ姿勢ばかり、とり続けていると、血行が悪くなったり、神経を圧迫したりした結果、周囲の筋肉が固くなって凝り固まり、更に血行が悪くなるという悪循環におちいります。

この時、適度な運動をしていれば血流が回復し、こりなども改善されるのですが、運動不足で、腰の周りの固くなった部分がそのままの状態で放置されて、腰痛が悪化するという場合もあります。

 

腰痛の人

 

腰痛の時は安静よりも運動を

急性の腰痛で痛みが酷い時や、原因が分かっている時は別として、現在の医療常識として、腰痛は安静にするのでは無く、なるべく運動した方が良いという指導がされています。

 

腰が痛いからと、横になって身体を動かさずにいると、関節の動きが悪化し、腰の周りの筋肉も硬直してくるので腰痛は悪化するばかりで

更に長期間、動かさない様にしていると骨や筋肉が退化してますます腰痛が悪化して、最悪身体の機能に障害が出てくる可能性もあります。

 

原因不明の慢性腰痛を治すにはストレスと運動不足を解消するのが一番

ストレスと運動不足を解消すれば、原因不明の慢性腰痛のかなりの部分は改善されることになります。

 

このことが意外と知られていないが為に、整骨院に通って、余り意味の無い治療を続けたり

腰痛サポーターを色々買い集めたり、マットレスを高級なものに変えてみたり

さらに怪しげな民間療法に頼ったり、

長らく続く腰痛に、あきらめてしまっている人も多いです。

 

ストレス解消している人

 

原因不明の腰痛を改善したいならストレス解消と運動

ストレスを解消する

ストレス解消といっても、腰痛の原因になるようなストレスはおそらく、前々からあなたの心にまとわりついている、解消不能な原因であることが多いと思います。

 

ただ、それでも腰痛の原因はそのストレスの影響が大きいということを認識して

少しでもストレス解消に努めること

なるべく気を楽にして、ストレスに対して楽観的な考え方をするようにる。

ということだけでもかなり効果が有ると思います。

 

具体的なストレス解消方法については、詳しくはここで解説しませんが

・熱中出来る趣味のことをやる

・温泉に行く(毎日ゆっくり湯船につかる)

・泣ける映画を見る

・TVのお笑い番組を見て、意図的に馬鹿笑いをする

・アロマテラピーを試して見る

・悩みのブレインダンプをする

・旅行に出かける

・気の置ける友人に愚痴を聞いてもらう

・小説を読む

などなど、色々ありますからネットでストレス解消法について検索して調べて見ても良いでしょう。

 

参 考:ブレインダンプ

頭の中にあることを洗いざらい何かに書きだしてみることです。

例えば自分は何に悩んでいるのか、その原因は、解決策など

ありとあらゆる事、思いつくことをこれ以上考えつかないというほどアウトプットしてみて、その課程の中で自分の本当の悩みや原因が分かったり

悩みを分析すること自体がストレス解消に繋がったりまします。

 

腰痛を改善するために運動をする

前にも述べたとおり、腰痛を改善するためには運動をすることが一番です。

 

運動によって

・ストレス解消になる

・腰の周りの筋肉を鍛えて、背骨や、一部に集中している筋肉の負担を減らす

・腰の周りの血行を改善してこりをほぐす

という効果が期待出来ます。

 

まあ、ストレスはなかなか消えないですが、運動することはいつでも出来ます。

お勧めする運動は3つ

・ウォーキング

・腹筋を鍛える。

・背筋を鍛える。

 

ほかにもストレッチとか、腰を伸ばす体操もありますから、試して見るのも良いと思いますが、この3つの運動は簡単にいつでもできますし、直接的効果も大きいです。

 

ウォーキングしている人

 

ウォーキング

大した運動で無いように見えますが、実はものすごい運動量になります。

例えば逆立ちして10m歩いて見ろといわれたら、ほとんどの人はできないし、出来たとしても腕はフラフラになると思います。

 

ところが、普通に10m歩いても、キツいという人はいないと思います。

それだけ足の筋肉には負荷がかかっているはずですが、足の筋肉は普段から鍛えられているので、全然キツくないというだけのことです。

しかも、1日に人は何千歩も歩いています。

 

腕立て伏せを30回やれと言われたら普段やってない人だと結構キツいはずです。

ですから、ウォーキングの運動量は、思っている以上に大きいです。

 

ただし、腰痛改善のためのウォーキングですから気を付けることは、なるべく大股で歩くこと

小股でちょこちょこと歩いていると、お尻の部分の筋肉が全然鍛えられませんから、手を大きく振ってなるべく大股で歩くようにします。

 

大股で歩くことでお尻の筋肉の中殿筋・大臀筋・梨状筋が鍛えられるほか

腰の周りの筋肉や、姿勢にも関係してくる太ももも鍛えられます。

 

腹筋を鍛えている人

腹筋や背筋を鍛える

これは言うまでもなく腰の周りの筋肉を鍛えて腰痛を改善しようとするものです。

腹筋は普通に仰向けに寝た状態から上体を起こしたり倒したりするだけで良いと思います。

回数は最初は10回~30回

 

といっても腰痛持ちの人はこれでもキツいかもしれません

腰が痛くて曲げられないという場合もありますが、多くの人は腹筋が弱くなっていて、得てしてこの簡単な運動も筋力不足で出来ない事がよく有ります。

 

その場合は上体を起こすところまで行かなくても
・頭をちょっと起こして腹筋に力を入れる
・仰向けに寝たまま足を少し上げてみる

というような運動でも良いと思います

背筋を鍛えている人

背筋を鍛えるのはうつぶせに寝た状態から、上体を起こす(海老反りのようにそらす)運動を10~30回

最初はやはり驚くほど身体を反らすことが難しいかもしれませんので、背中の筋肉に力を入れる程度のところからはじめても良いでしょう

まとめ

原因不明の慢性腰痛の原因の大きな部分をストレスと運動不足が占めています。

あちこちの病院や整体に通ったけれども、腰痛が改善しないという人は、ストレスを少しでも減らしたり、気持ちの持ち方を変えるようにしたり

腰の周囲を鍛える運動をすることで、もしかしたら劇的に腰痛が改善するかもしれません。

 

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