子供も小学2年生くらいになるとサンタクロースの存在を疑い始めます。
クリスマスに子供に渡すプレゼント、もうサンタクロースにこだわらなくてもいいのじゃないのと思うものの
せっかく今まで、子供もサンタクロースを信じていて、楽しみにしていることでもあるし
出来れば今年も、サンタクロースからプレゼントが届いたと子供に思わせておきたいという人に、夢のあるプレゼントの渡し方について色々なアイデアを紹介してみたいと思います。
子供がサンタクロースの存在を疑い出すきっかけは
子供に夢を持たせるためには、やはり本物のサンタクロースからプレゼントが届いたと思わせないといけないですね。
そこでまず、ネタバレ防止のために子供がサンタクロースの存在を疑い出すきっかけについて考えてみます。
子供がサンタクロースの存在を疑い出すきっかけ
隠しておいたプレゼントを子供が見つけてしまう
まだクリスマスが来ていないのに、家の中などにクリスマスプレゼントとおぼしきものが、こっそりと隠されていると、子供心に
「これはもしや???」という疑念がわき上がり
そして実際にもらったプレゼントが、隠してあったものと同一であった時に、疑念は確信に変わります。
「サンタさんは本当はお父さんだったんだ(ショック)」
それでも、子供のころ、プレゼントをもらうのを楽しみにしていたという人は多いのですが、親としてはやはりネタバレは楽しくないので、プレゼントは渡すまで見つからないところに置いておく方が良いです。
押し入れや、タンスとかは見つかりやすい典型ですからやめておいたほうがいいですよ。
天井裏や普段使わない納戸なども、お父さんがいつになく出入りしていたり、気にしていたりすると、結構子供達は不自然な雰囲気を目ざとく感じて、探索に乗り出したりする事が結構あるようです。
見つかりにくい場所としては
・鍵のかかるところ
・お父さんの書斎や、車のトランク
・旅行用の鍵のかかる大きなバッグなど
あるいは職場のロッカーなどにおいておくのも良いでしょう。
ただし、職場の場合、急な残業などでクリスマスイブの当日に自宅に帰るのが遅くなるなどのアクシデントも考えられるので、前日には自宅に持ち帰っておくなどの準備も必要です。
誰かが子供にサンタはいないと教える
親が直接サンタはいないと教えちゃう場合もありますが、兄弟や、学校の友だちからサンタは本当はいないと教えられる場合が結構あります。
年齢が上がると共にある程度、本当の事に気が付くことは仕方がないのですが、それなりに夢を持たせておく方が、親も子供も楽しいですから
「サンタさんをね、信じなくなった子はプレゼントを持ってきてもらえなくなるんだよ」
「みんなは知らないだけ、いることを教えたらサンタさんが来なくなるからうちには来てること黙っていようね」
みたいな感じでもいいかとおもいます。
プレゼントを置くところを見られてしまう
お父さんやお母さんがプレゼントを持っていたり置くところを見られてしまうと、やはり子供からすれば、
「あ、やっぱり」
となってしまいますから、子供にプレゼントを置くところは見られないようにしましょう。
万一見られた時には、
「今そこにサンタさんが来ていたんだよ」
「お父さんが預かったんだよ」
としらを切りましょう。
あるいは、知っているお店の袋に入れているのもNG
そのお店で親が買っているのを想像してしまいます。
子供がサンタクロースの存在を信じている事の功罪
ある統計によると、子供がサンタクロースの存在を信じなくなる割合は
小学2年生で55%
小学4年生で86%
となっています。
頑張っても小学校の3、4年生くらいから、大体、親がプレゼントを準備してくれているのが分かってくるという感じです。
ということで小学校2年生くらいだと親の頑張り次第?
人によってはクリスマスプレゼント自体が商業主義にのせられているだけとか、キリスト教徒でもないのにという批判的な考えを持っている人もいます。
それはさておいても、サンタクロースが実はいなかったということを子供が知ったときに、結構ショックを受けるようです。
親御さん自体が、同じ経験を持っている場合もあるでしょう。
では子供にサンタクロースの存在を信じ込ませることは良い事なのか、良くないことなのか
ご自身が経験ある方も多いでしょうが、やはり、サンタクロースがプレゼントを持ってきてくれるというあのわくわく感、期待感
そしてサンタクロースからプレゼントをもらった(と思い込んだ)時の非日常感、高揚感はやはり格別のものだと思います。
人間が成長していく過程で、超自然的体験をするということは意味があると思います。
ここのところは上手く説明出来ませんし、説明していると長くなりすぎますので、簡単にしておきますが
新渡戸稲造さんは日本人に宗教教育がないのにどうして道徳教育を行っていくのかという欧米人の疑問に答えるために「武士道」という本を書きました。
秋田では、子供のしつけ教育という意味合いもあって「なまはげ」という行事があります(最近は廃れつつあるといいます・・)
日本人の多くは正月に初詣に行って、家内安全や様々な希望を神様にお願いします。
といって日本人が本当に神様を信じているわけでもなく、お願いしたからそれが実現すると信じているわけでもありません
でも初詣に行って、自分の心を清めたり、信念の抱負を心に誓ったりすることが無意味なことかというとそうではないと思います。
お参りのしかたや心掛け次第で御利益も違ってくる?
初詣で幸運を呼び込むお参りの仕方とおみくじやグッズで開運する方法
子供の頃にサンタクロースという人が心正しい子供達にプレゼントをくれる
そういうやさしい無償の行為をしてくれる素晴らしいヒーローがいて自分の所にも来てくれると信じることは子供達の心の発達に無意味ではないと思います。
いつしかそれは架空の話であったことに気づいていくのでしょうが、それも子供の成長に良い影響があるのではないでしょうか。
現代の科学技術で解明されたことしか信じないという人は多いです。
昔の風習や伝統行事はばかげたものと切り捨てる人も多いです。
でも千年前の事を考えると、当時は最新の技術や知識でも今から見れば、迷信に近いこともたくさんあります。
そして、逆に千年後には今の最新技術や知識でも、怪しげな迷信に近いともの考えられていることもあるかもしれません。
子供の成長過程の中で超自然的なものを感じ、恐れというものを感じさせるというのは人類の歴史の中で、子供の教育のためのある種の知恵として使われてきています。
子供達に夢と希望を与え、超自然的なものや愛というものを実感させるという意味でクリスマスにサンタクロースからプレゼントをもらうという体験は、大きな意味があると思います。
子供に夢を与えるクリスマスプレゼントの渡し方
サンタクロースの存在を演出する。
プレゼントの渡し方には色々とあると思いますが、プレゼントを子供が手にした時にほんの少しでいいので、サンタさんがそこに来ていたという足跡を演出します。
例えば
☆窓を少し開けておく
☆ベランダに靴跡を付けておく
☆赤い帽子やサンタが持っているプレゼントを入れる白い袋をわざと落としておく
☆(トナカイが)かじったような跡があるニンジンを置いておく
☆隣人などに頼んでインターホンを鳴らしてもらう
(その時にプレゼントを玄関などに置いておく)
☆子供がいない部屋でお父さんなどが
「サンタさんが今歩いていった」と子供を呼ぶ
そして、子供が来た時には、もうサンタさんは行っちゃったことにして
その間に子供部屋にプレゼントを置いておくなど
☆家の電気ブレーカーを落として真っ暗にした瞬間に子供の前に気づかれないようにプレゼントを置く
(電気がついた時に子供の目の前にプレゼントがある)
☆クリスマスイブに家族みんなで食事に行くなどするときに、出発直前に、忘れ物をしたふりをして子供部屋などにプレゼントを置いておく
みんなで一緒に帰って来て、出来れば子供を先に家に入れてプレゼントを発見させます。
となれば、あれ、いつの間に
もしかしてサンタさん?という風になります。
子供と面識のない友人知人に頼む
もし可能なら友人などにサンタさんの格好をしてもらって、直接プレゼントを渡してもらいます。
マンションや自治会などでお願いできるのなら、誰かにサンタ役をしてもらって、各家庭を回ってもらうことも考えてみましょう。
そこまでは、という人は
例えば時間を決めて知人に電話をかけてもらって、その電話を子供に取らせるよう画策し
「三太君かい、サンタクロースだけど君の家は煙突がないので玄関にプレゼントを置いていったよ」
という風に話してもらい
直前に玄関にプレゼントを置いて、わざと玄関のドアなどを少し開けておいたりという手も有ります。
あるいは電話がかかってきたふりをして、あらかじめ打ち合わせした友人にこちらから電話をかけるという手も有ります。
「はい、××ですが、えっ三太ですか、ちょっと待って下さい」と言って子供に電話を渡すみたいな感じ
サンタさんへの手紙を書かせる
クリスマスプレゼントを買う前に子供にサンタさんへの手紙を書かせます。
サンタさんへのお願いや欲しいプレゼントなどを書かせて、誰にも見せないように封筒に入れます。
宛名は子供に分からないように、そしていかにも外国に送るようにローマ字で宛先を書いておき、サンタさんの住所だよと言って、あえて子供に手紙を自分でポストに入れさせます。
1-1-1
sakuragityou aomori city
aomori prefecture
123-4567
宛先は、自分の会社やおじいさんの家にします。
ローマ字や外国風の宛名書きでも、手紙は届きます。
そしてその手紙の内容が分かりますから、子供の欲しがっているプレゼントを購入してプレゼントする。
自分の他にはサンタさんしか知らないはずの欲しかったプレゼントをクリスマスにもらえば、子供は驚き、そして信憑性が増します。
まとめ
今の世の中、合理主義が幅をきかし、目に見えるものやお金が大事といった物質主義が幅をきかせていて
プレゼントも渡しさえすればいいみたいな感じで、想像力に欠けると言わざるを得ない様な世の中になっています。
でも、サンタさんを信じている子供達は、どうやってサンタさんが自分の欲しいものを知っているのか、どうやってプレゼントを持ってくるのかなど、想像をたくましく空想を膨らませています。
いずれは現実の世界に目が覚めるのでしょうが、それまでは子供達の優しい愛のヒーローであるサンタクロースが
自分の為にプレゼントを運んできてくれるというファンタジーを壊してしまわないよう、もう少し頑張ってみるのもいいのじゃないですか
きっと、子供達が大人になって自分の子供達にも同じような事を、家族の伝統行事としてやりながら
自分のお父さんやお母さんの愛情を振り返ってかみしめてくれることと思います。
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