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スマホ依存になると、なぜ怒りやすくなったり切れやすくなるのでしょう

スマホで切れている人 IT機器
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スマホ依存症になると、ちょっとしたことですぐに怒り出したり、切れやすくなります。

スマホ依存症になっているかどうかの判断基準でも、スマホがないとすぐにイライラしたり、カッとなってしまうと言う項目があります。

なぜスマホ依存症になると、気が短くなったり、切れやすくなるのでしょう。

スマホ依存症になると脳が疲労してしまう。

スマホ依存になると、脳疲労が起こりやすくなり、記憶力や集中力に悪影響を及ぼします。

この原因は、スマホを見続けていると、大量の情報や、さらに小さな画面の中にたくさんの色や光、文字、映像などが次々と出てきて、一度に大量の視覚情報が飛び込んでくるため、脳は高速でそれを処理しなければならず、それが過剰になると、疲れがたまる一因になります。

おそらく原始人であれば、1年かかって得られる情報の量が、ネットなどを見ていれば1日で脳に入ってくるかもしれません。

となると、情報を処理しきれず、脳がオーバーフローを起こし、さらに疲労がたまっていることから、ちょっとしたことでも、脳が対応することが出来ず、イライラしたり、感情が爆発してしまうことに繋がりやすくなります。


高速で大量の情報を処理するために脳は手抜きを始める

スマホからは短時間に大量の情報が入ってくるために、脳がこれをいちいち深く考えて処理していては処理能力が追いつかず、表面的に捉えるだけで流してしまうようになります。

当然一つ一つのことを深く考えることもなく、頭の中では色々な情報が次々と流れていくことになります。

また、大量の新しい情報が次々と入ってくることで、脳は新しい情報が入ってくることに慣れてしまい、一つのことをじっくり考えることが出来なくなるばかりでなく、脳は新たな刺激(情報)を求めるようになっていきます。

そして、物事を表面的にしか捉えられなくなり、深く考えたり、別の観点から考えたりすることが出来なくなる結果、

思考力や判断力が低下し、感情をコントロールすることが出来なくなり、イライラしやすく切れやすくなります。

 

 

感情をコントロールしている前頭葉の働きが悪くなる

人間の脳の中の前頭葉では、様々な判断や、人が行動したり、仕事をしたりするときの意欲、さらに感情を司っているところです。

スマホ依存になると、脳は次々と入ってくる情報によって疲労し、また、一つ一つのことを深く考えず、流していく状態になっています。

そうなると、人間の判断や感情をコントロールしている前頭葉の働きが悪くなり、ちょっとしたことで気持ちを抑えることができず、いわゆる切れた状態になりやすくなります。

また、前頭葉にはドーパミン感受性ニューロンの大半が存在し、ドーパミンの影響を強く受けます。

スマホ依存はお酒やギャンブルと同じように、様々な情報が手軽に次々と入ってくることで、脳内でドーパミン(一種の快楽物質)が分泌され、この快感を求めて依存状態になります。

人間はストレスを感じたときに、ドーパミンを出して頑張ろうとします。ところがスマホによって、ドーパミンが手軽に分泌されるようになると、ストレスを感じても脳からドーパミンがなかなか放出されず、感情をコントロールしている前頭葉も活性化されにくくなっているので、イライラしたり、やる気が出ないといった状態になりやすくなります。

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