欧米諸国の風習であるハロウィンを日本でも楽しむ習慣が広がりつつあります。
とはいうものの、日本ではまだ一般的ではなく、ハロウィンって何?
という人もまだまだ多数派です。
そんな時に子供達が聞きかじりで、ハロウィンにあちこちの家を回ると、お菓子がもらえるという話だけが一人歩きして
ハロウィンのマナーもよく知らない子供達が、無差別に知らない家のドアをたたいて、トラブルになったり、迷惑がられる事も頻発しています。
あるいは、夜遅く知らない家を訪ね歩くということは様々な危険性もあり、ハロウィンの子供達の行動を放置していると問題が発生することも考えられます。
ハロウィンのマナーを守って、子供達が楽しい思い出を作れるよう、親御さんも配慮してあげる必要があります。
ハロウィンに子供達がお菓子をくれと訪問するのは迷惑かも
そもそもハロウィンて何
ハロウィンとは毎年10月31日に行われる、ヨーロッパ発祥のお祭りです。
秋の収穫を祝い、悪霊を追い払う宗教的な意味合いがあり
古代ケルト人の祭りが起源と考えられていますが、現代では宗教的意味合いよりも米国などを中心として、単なる民間行事、風習として広まっています。
日本でも、一部の地域ではかなり昔からハロウィーンの変形したものが行われているところもありましたが、一般的に広がってきたのは最近のことです。
子供達の訪問を迷惑だと思っている人は意外に多い
テレビなどのマスコミではハロウィンになると若者達が楽しんでいる様子を大々的に報道していますし、各地で色々なイベントが行われていますが
あるアンケート調査によると日本人の8割はハロウィンに興味がなかったり、批判的な考えを持っているというデータがあり
どちらかというと、マスコミや商売をされている人が煽っている面も大きいと考えられます。
ですから、全く何も聞いていなかったのに突然、子供達が押しかけてきて
「お菓子をくれないといたずらするぞ」
とか言われても、
「はあ、・・・お菓子なんて買い置きしてないよな、困ったな」
という人や
「なんだよ、いきなり訪ねてきて、君たちどこの子なの、迷惑だな」
という人も多いです。
場合によってはトラブルに発展する場合も
子供達がいきなりやってきてお菓子を要求しても、準備していなければ
「ごめんね、お菓子ないんだ」
ということになるのですが
子供達の中には
「じゃあ今から買いに行ってよ」とか
「何だよ、ケチ」
不当な要求をしたり、捨て台詞を吐いていったり、場合によっては本当にいたずらをして行く場合まであります。
その結果
・学校や自治会などにクレームが行ったり
・本人の親に苦情を言った
・PTAなどで問題にした
・子供達に長時間説教をした
などのトラブルが発生することもままあります。
子供達はハロウィンのルールも何も知らないで思いつきでやっている場合がある
ハロウィンは日本ではまだ一般的でなく
その地域では習慣になっていても、新たに転勤してきた人は何も知らない場合や、子供のいない家庭、高齢者が住んでいる家では、お菓子の準備をしていない場合が多いことも予想されます。
一方、子供達は単に、この日にあちこち回るとお菓子がもらえるらしいとか、去年もあちこちでお菓子をもらったから
と単純に考えて、親御さんの知らないうちに手当たり次第に見知らぬ家々を回ってしまう場合もあります。
ハロウィンにもルールが必要
ハロウィンの本場の米国ではお菓子を準備している家庭では、飾り付けをハデにして、玄関に明かりを付けておくと言ったような暗黙のルールがありますし
日本でも、しっかりやっているところでは、それなりのルールがあるようです。
子供達だけで見知らぬ家にハロウィンの訪問をさせると危険
特にルールもなく子供達だけでハロウィンの訪問をやっている場合、手当たり次第に見知らぬ家を訪問している場合が多いです。
その場合、訪問した家が
・住人が変質者や、犯罪者(誘拐や犯罪に巻き込まれる)
・お菓子に毒物を盛っているかもしれない
・賞味期限の切れた古いお菓子をくれる
・訪問した家でお菓子をくれ、くれないでトラブルに巻き込まれる。
などなど
あるいは夜遅くまで子供達だけで暗い夜道を歩き回っていることも、危険な状況が充分考えられます。
楽しく安全に子供達にハロウィンを楽しませる方法
子供達だけで、見知らぬ家を訪問させるのは危険でもありますし、相手の家にも迷惑な場合があります。
ですから、それなりの準備とルールを守って子供達に安全に楽しくハロウィンを過ごさせてあげるようにしましょう。
その為には
訪問する家はあらかじめ決めて連絡しておく
訪問する家は見知らぬ家ではなく、信頼の置ける知っている人が住んでいる家だけにして、あらかじめその日に訪問することを連絡しておきましょう。
場合によっては子供達に配るお菓子を、こちらで準備して渡しておいても良いと思います。
必ず大人がついていく
子供達を危険にさらさないよう大人が必ずついていくようにします。
また、子供達が勢いに任せて、予定外のことをしたりしないように注意します。
あまり大人数にしない
子供の数が多くなりすぎると、訪問された方もお菓子の量が多くなりますし
あるいは、それぞれのお子さん自身の家を全部、訪問するとなると、これまた訪問する家が多くなって、もらったたくさんのお菓子の処理に困ることにもなりますから、お子さんの数を増やしすぎないように注意しましょう。
なるべく子供達には仮装をさせる
お子さん達が、お菓子をもらいに各家庭を回る時には、なるべく仮装させるようにしましょう
ハロウィンの仮装を各家庭に披露に行く
そしてご褒美としてお菓子をもらうというような雰囲気にすれば、子供達も楽しめますし、何でも良いからただ行けばお菓子をもらえるといった、誤った感覚を持たせないメリットも有ります。
さらに、普段着でゾロゾロ歩いていると、勝手に関係の無い子供が、お菓子がもらえるとくっついてくる場合がありますが
しっかり仮装をして歩いていれば、そのようなこともある程度防止することも出来ます。
暗くなってから回る場合は反射器などを身につける
マンション内などの場合は良いですが、一軒家などを暗くなってから回る場合には、交通事故防止のためにお子さんの衣装に光り物や反射板を付けておくか、反射プレートなどを身につけておくようにします。
また、暗い夜道を歩く場合は、懐中電灯なども忘れないようにします。
まとめ
ハロウィンに子供がお菓子をもらいに見知らぬ家を訪問する
結構迷惑がられている場合も多いですし、危険も大きいです。
ハロウィンを楽しく安全に、そして子供達にとっても良い思い出にするためにも、それなりに準備をしてルールを守って楽しむことが大切です。
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