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インフルエンザで高熱、子供の食事、これだけは気を付けたい大切なポイント

健康
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子供がインフルエンザにかかって食欲がない、こんな時どうすればいいのでしょう

無理矢理にでも食べさせた方が良いの、何か特別な食事を与えた方が良いの

特に子供の症状が重いと心配になると思います。

 

そこで、子供がインフルエンザにかかった時の食事で、これだけは気を付けたい大切なポイントについて解説します。

 

インフルエンザで高熱が出た子供、食事はどうすればいいの

インフルエンザで高熱が出ている場合、身体が一生懸命ウイルスと戦っている状態ですので

食欲がないのに無理をして子供に食事を与える必要はありません

 

インフルエンザにかかった子供

 

どういうことかというと

食事を摂ると、胃や腸に食物が入り、これを消化するために胃腸に血液が集まります。

 

ということは全身に行き渡るはずの血液が胃腸に集中してしまって、その間は身体全体に行き渡る血流が少なくなってしまって

ウイルスと戦っている白血球や栄養分などが十分行き渡らなくなり、ウイルスが勢いを取り戻してしまいます。

 

逆に言うと、病気や怪我をすると動物や人間は病気や怪我に全力で対応するために食欲がなくなるのは自然な反応で

無意識の自己防衛反応とも言えます。

 

しかし、そうはいっても子供の場合、大人と違って体内に蓄えられている余分な(^_^)v栄養分が少なく、成長途上であることを考えると、

インフルエンザからの回復に支障ののない程度の栄養補給は多少は行った方が良いですし、病後の回復にも良い影響を与えます。

 

インフルエンザにかかった子供

 

取り敢えず注意するのは水分補給です。

高熱で汗をかいているので、意外と体内の水分が失われています。

 

特に子供の場合は、大人に比べてからだが小さい分、体内に蓄えられている水分も少ないですからこまめな水分補給が必要です。

 

注意するのは「こまめな」水分補給

インフルエンザは高熱が出るため、汗などで体外に排出される水分も多くなりますから、適切に水分を補給しないと、脱水状態になってしまいます。

 

ただ、水分を補給すれば良いといっても、一度に大量の水分を摂ってしまうと、体内に入った水分に熱を奪われ、これを回復するために余分な体力を消耗してしまいます。

 

ここで、インフルエンザで高熱が出ているのだから、身体を冷やしたほうがいいのではないかと思う人もいるかも知れませんが、

そもそもインフルエンザにかかって熱が出るのは、体温が高い方がウイルスの繁殖が抑えられ、病気の回復に効果があるということからくる

人間の身体の自然な防御反応です。

 

頭を冷やしたり、薬で熱を下げるのは、高熱が続いて脳や内臓がやられてしまうのを防ぐためであって、無理矢理体温を下げるのは必ずしもインフルエンザからの回復には好ましくはありません。

逆に、ある程度体温が上がるのはウイルスの繁殖を抑えるのに効果があります。

風邪薬

風邪薬は風邪を治すための物ではなく、風邪の症状を和らげて、身体を楽にするための物です。ですから、むやみやたらと風邪薬を使うと返って回復は遅くなります。

 

話を元に戻すと、大量の水分が体内に入ることで、身体の内部から体温が下がってしまうと、身体は一生懸命体温を上げようとして、体力を消耗します。

水は常温だとしても体温に比べればずいぶん温度が低いです。

 

そういうこともあって、水分補給はなるべく温かい飲み物が適しているとも言えます。

しかも、何度も言いますが、子供は身体が小さいために、大人では大したことのない分量でも、影響は大きいですから

一度にまとめて水分を摂るのではなく、なるべく少量ずつ、こまめに水分を摂ることで、体温が下がる影響を減らすことが出来ます。

 

水分を摂る際には、水分だけを摂っていると、塩分やミネラル分が不足してしまいますから、

スポーツ飲料やスープ、お茶などを使って水分を補給するようにします。

 

胃腸に集まる血液

 

また、子供に食事を与える際には、なるべく消化の良いものを与えるようにします。

 

最初に説明したように、食物を消化するために、胃腸に血液が集まりすぎて、全身に行き渡らなくなる結果、食べ物を消化している間、ウイルスに対する抵抗力が、弱くなります。

 

なるべくこの悪影響を少なくするだけでは無く

そもそも食欲もあまりないと思いますから、そういう点からも消化が良く、食べやすい物を与えるように気を付けます。

 

ということで、風邪をひいたりインフルエンザになった時の食べ物として、おかゆやおじやなどがでてくるわけです。

食べる前の段階で、かなり食べ物の分解が行われています。

なるべくいつもより長めに鍋で煮て、トロトロにします(消化が良くなる)

 

おじや

 

また、流動食は何度も噛む必要が無く、そのまま口から流し込めるので、そういう点でも体力の消耗を防ぐ事が出来ます。

 

ただし、この時に消化を良くするために、すぐに飲み込むのではなく、柔らかくても口の中で咀嚼して、唾液とよく混ぜるようにさせます。

唾液の中の消化酵素とよく混ぜてから胃に送り込むことで消化が早まります。

 

この時、難しいことを言っても子供には分かりにくいかもしれませんので「少しずつゆっくり食べるように」と言い聞かせた方が良いでしょう。

 

子供の食欲があまりないようでしたら、甘い果物、例えばリンゴをすり下ろして流動食のようにして与えるとか

さらにハチミツなどで味付けして食欲をそそっても良いと思います。

 

場合によってはアイスクリームなども良いと思いますが、冷たい物は体温を下げ、回復の妨げになりますから、ごく少量にするか、ある程度回復してからの方が良いかもしれません

 

アイスクリーム

インフルエンザで食欲のない子供に食事を与える時の注意

子供に食欲が無い場合、無理をして食べさせても意味が無く、食べた物をはき出してしまったりすれば、さらに体力を消耗することになります。

とはいうものの、大人と比べて、身体の内部に蓄積されている「余分な栄養分」は少なく、成長途上だということ、あるいは熱が下がった後の体力回復などを考えると

ごく少量で良いので栄養補給はしておいた方が良いと思います。

 

もちろん、子供が食事を全く受け付けないような場合は無理をしてはいけません

ただし水分だけは、こまめに取らせるようにします。

それと、身体がキツいだろうと寝たまま食事や水分を与えるのはあまりよくありません

 

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寝たまま水分や食事を摂ると、誤って気道の方に食事や飲み物が流れ込むことが有り

そうなると激しく咳き込んで体力を消耗したり、場合によっては肺炎を併発したりとかすれば、インフルエンザと重なって、重症になる恐れがあります。

 

ですから飲み物や食べ物を与える時にはしっかりと身体を起こして飲食させるようにします。

この時、身体を起こすと方や上半身が布団や毛布から出てしまうと思いますので、肩に毛布や肩掛けなどを掛けて、体温が下がらないよう気を付けてあげましょう。

 

熱が引いて食欲が戻ってきた時の食事の与え方や気を付けること

ようやく熱も冷めて食欲が戻ってきた時に気を付けることは

食欲に任せて、食べ過ぎると、弱っていた胃腸に急に負担がかかって、吐いてしまったりする事があります。

 

この段階ではまだ体力や身体の調子はまだ、元に戻っていませんから、油断せず慎重にケアする必要があります。

 

まだ体内にはインフルエンザウイルスがたくさん残っていて、身体は戦っていますから

食事も引き続き消化の良いものを少しずつということに心掛けます。

 

空腹を訴えるなら、病気に打ち勝ったご褒美のような感じで子供の好むもの

プリンやゼリー、アイスクリームなどを少量与えても良いでしょう

 

インフルエンザにかかったときの食事、回復期、解熱後、病後に最適な食事とは

 

インフルエンザにかかった子供

まとめ

昔、風邪が治る薬を発明したらノーベル賞をもらえるなどと言われました。

最近はインフルエンザに効く薬なども開発されてきましたが、最終的にインフルエンザに打ち勝つためには自分の免疫力、体力で打ち勝つしかありません

 

大切なのはお子さんの体力と頑張り

精神的なものも大きいです。

 

気持ちがしっかりしているとずいぶんと免疫力も上がり回復力も付きます。

 

インフルエンザは流行性のもので、ある程度、どうしようも無い病気です。

お子さんがインフルエンザにかかったら、とにかくお子さんがウイルスと戦うための環境を整えてあげる。

これにつきると思います。

 

そして食事にもせいぜい気を使って、お子さんを励ましてあげましょう。

親御さんが心配して、一生懸命色々な事をしてくれる。

 

これだけでもお子さんはずいぶん励まされ

精神的な面からも免疫力が高まって、回復が早まると思います。

 

インフルエンザにかかってしまった時、外出を自粛する期間はいつまで

 

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