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エクオールとは?体内で作れるの、どんな効果があるの、サプリは?

健康
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最近、テレビなどでエクオールという成分が注目されています。

更年期障害や美肌に効果があるという

そもそもエクオールとは何なのでしょう、体内で生成できる成分なのでしょうか

不足するときはサプリメントで摂取できるのでしょうか

 

また、エクオールにはどのような効果効能があって、どのくらいの量を摂取すれば良いのでしょうか

そういう疑問に答えてみたいと思います。

 

 

エクオールとは

エクオールとはそもそも何ですか

エクオールは、女性ホルモンの「エストロゲン」によく似た働きをする成分です。

そしてエクオールの良いところは女性ホルモン様の働きをするだけでなく

女性ホルモン(エストロゲン)が過剰に分泌されているときにはその作用を抑える働きをし

何かと身体に悪さをする男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを抑制するほか

身体を老化させない「抗酸化作用」もあることが分かっています。

 

女性ホルモンが多い時のエクオールの働き

女性ホルモンが不足しているときのエクオールの働き

特に女性ホルモン(エストロゲン)様作用が強く、体内のエストロゲン受容体と結びつくことで女性ホルモン様の働きをします。

逆に閉経前など女性ホルモンが子宮筋腫などに悪影響を与えているような時期には、女性ホルモンより活性が低いエクオールが、女性ホルモン(エストロゲン)に混ざって

体内のエストロゲン受容体と結びつくことで、女性ホルモン(エストロゲン)の働きを抑える働きをします


イソフラボンの効果が出やすい人と出にくい人の違い

大豆食品にはイソフラボンと呼ばれる女性ホルモン様の働きをする成分が含まれているという話を聞いたことがある人も多いかと思います。

となると、ここでイソフラボンとエクオールの関係が疑問になると思います。

 

実は、イソフラボンそのものが女性ホルモン様の働きをする訳ではなく、大豆イソフラボンが「エクオール」という物質に変換されてはじめて、女性ホルモン様の働きをします。

所が人によって、イソフラボンをエクオールに変換できる人と、変換できない人がいて

 

また、エクオールに変換できても変換効率が悪い人もいて

体内でイソフラボンをしっかりエクオールに変換できるか出来ないかで、イソフラボンの女性ホルモン様の作用(効果)が出やすい人と出にくい人が出てきます。

 

エクオールを体内で作れる人はどんな人

では、エクオールを体内で作れる(イソフラボンをエクオールに変換できる)人はどんな人なのでしょう

エクオール産生菌

エクオールを作るのは腸内細菌

エクオールはある種の腸内細菌によって作り出されます。

ある種の腸内細菌というのは

「エクオール産生菌」と呼ばれる腸内細菌です。
(約15種類のエクオール産生菌があるといわれています)

 

そして、このエクオール産生菌と呼ばれる腸内細菌を持っていないかあるいは持っていても働きが悪い人がいます。

こういう人達は、大豆食品を食べてもイソフラボンがエクオールに変換されないか、されても微量な為

大豆食品によって、ホルモンバランスの崩れをカバーするということが出来にくくなっています。

 

エクオールを作れる人はどのくらいいるのでしょうか

エクオールを体内で生成できるという人は、日本人は古来から大豆製品を愛用してきたことから比較的多く

ある統計では、エクオールを生成できる人は日本人では50%もいるそうです。

注:欧米人の場合は20~30%程度

 

ただし、日本人も若い人ほど食の欧米化が進んでいるためか、あるいは食生活が貧しいせいか

日本人でも若い女性だと、エクオールを生成できる人の割合は20~30%に低下するといわれています。

 

エクオールを作れない人が増えている!作れない人の特長は

日本人にもエクオールを作れない人が増えています。

エクオールを作れない人の特長を挙げてみると

大豆食品の例

豆腐や豆乳などの大豆食品をあまり食べない

エクオールを生成している「エクオール産生菌」と呼ばれる腸内細菌は、そもそも、イソフラボンを栄養素にしている細菌ですから

大豆食品をあまり食べない人のお腹の中で、スムーズに繁殖できる訳はありませんから、当然エクオール産生菌は少なくなっています。

そうなれば、当然体内におけるエクオール生成は活発ではなくなります。

 

 

腸内細菌のエサになる食物繊維

食物繊維をあまり食べない

エクオール産生菌も腸内細菌ですから、主なエサは食物繊維です。

食物繊維をあまり食べない人はそもそも腸内細菌の活動が活発ではなく、繁殖もあまりしていませんから、エクオール産生菌の活動も低下することになります。

 

よく眠れない人

毎日しっかり良質な睡眠を取れていない

細菌の研究から、腸内細菌の働きの悪い人は、睡眠の質が悪くなるといわれています。

この理由を簡単に説明すると

タンパク質を食べると、腸内細菌の力で

「トリプトファン」という物質に変換されます。

 

因みに人間の身体ではトリプトファンを作り出す事は出来ません。

腸内細菌によって作り出されたトリプトファンが脳に運ばれると

神経伝達物質である「セロトニン」に変換されます。

 

そして、このセロトニンを元に、神経伝達物質のメラトニンが生成されることになります。

ややこしい話は省略して

このメラトニンが正常に分泌されることで、睡眠の質が向上します。

 

ですから、良質の睡眠を取っていないからというよりは、腸内細菌が上手く働いていない人は、睡眠の質が悪くて睡眠不足になっている。

 

・・つまり

睡眠の質が悪い人

→腸内細菌が上手く働いていない人

→腸内細菌であるエクオール産生菌もしっかり働いていない人

という因果関係がでてきます。

 

 

運動不足の人

日頃運動をしない人、運動不足の人

運動不足は胃腸の働きにも影響します。

運動していない人は腸の動きも悪く、腸内に溜まった食べ物もスムーズに肛門の方に流れて行かない結果、悪玉菌が増えたり、

胃腸の血流も悪く、腸内細菌が活発に繁殖しなくなってしまいます。

 

 

タバコを吸う人

タバコを吸う人

タバコには様々な有害物質が含まれていますし、血流を阻害することから腸内細菌の活動も低調になりがちです。

一説によれば、タバコをやめると体重が増えるのも腸内細菌の働きを活発にさせるからだという意見もあります。

 

エクオール産生菌がいない人、少ない人

エクオール産生菌がいない人の腸内に産生菌を復活させることは難しいとされていますが、人によっては異なる時期に測定した結果、産生菌が活動し始めた例もあります。

エクオールが作れない人にはいくつかのタイプがあり

 

①エクオール産生菌が全くいない

腸内細菌のバランスは子供の頃に決まってしまい、大人になってから新しい細菌が出てくることは非常にまれなので、このタイプの人がエクオールを作れるようになるのは非常に難しいと考えられます。

 

②エクオール産生菌が少なく充分にエクオールを生成できない

このタイプの人は食生活や生活習慣を改善することで、徐々にエクオール菌を増やすことでエクオールを作れるようになる可能性があります。

 

③他のタイプの腸内細菌に邪魔されてエクオール産生菌が活発に働いていない

このタイプも食生活や生活習慣を改善しエクオール産生菌の活動を活発にすることでエクオールを作れる体質に変われる可能性があります。

エクオール産生菌が全くいない人の腸内細菌

毎日大豆食品を食べる必要があるのでしょうか

エクオールを生成できる人の割合は

大豆食品を毎日食べている人だと50%ですが

あまり食べない人だと25%くらいまで低下します。

 

エクオールは大量に生成される訳ではないので、たくさんの大豆食品を食べる必要はありませんが

毎日多少なりとも大豆食品を食べることで、エクオール産生菌も少しずつ増えていきます。

 

逆に食べない日が続けば減少することになります。

ですから、毎日何らかの大豆食品を摂取することが、体内のエクオール増加に効果があると考えられます。

エクオールを増やす食べ物

エクオールを増やす食べ物

普段の食生活で、エクオールを増やす食べ物といえばやはりイソフラボンを豊富に含む大豆食品になります。

大豆イソフラボンを多く含む食べ物として

納豆1パック  35mg

豆乳コップ1杯 41mg

豆腐1/2   40mg

など

 

なお、食品安全委員会が出しているイソフラボンの摂取量の上限値(目安)として1日あたり70~75mgとしています。

注:大豆食品をあまり食べないヨーロッパ人での実験結果で、この2倍の量のイソフラボンを含む食品を数年間食べ続けた結果、女性特有の病気の発生が数パーセント増えたという研究結果から導き出されています。

 

これはやはり大豆イソフラボンには女性ホルモン様の働きがあることが関係しています。

日本人は古来から大豆食品をたくさん食べてきていますから、あまり神経質になることはありませんが

それでも大量の大豆イソフラボンを毎日摂取することは控えた方が良いと思います。

 

エクオールを作れるか作れないかを調べるソイチェック

ソイチェックとは

自分がエクオールを作れるのか作れない体質なのかを調べるには

よく使われるのは名古屋大学のベンチャー企業が行っているソイチェックという検査キットを購入して調べてもらう方法です。

(本格的検査は大学病院などで多額の費用をかけて行う必要があります)

ソイチェックのパッケージと中身

検査のやり方としては

①Amazonで(楽天では販売していません)検査キットを購入(4,104円)

②検査キットが届いたら
オンライン専用ページで(PC、スマホ)ログイン後、採尿容器に記入されているIDを入力して各種質問に回答

③専用の容器に採尿して入れる。

④その他の書類(検査依頼書など)と一緒に返信用封筒に入れて送る。

⑤約2週間後に結果が届く
結果は約1週間後にはわかるのでオンラインで確認することも可能

ソイチェックの手順

チェックできる内容は

・エクオールが作られているかいないかの判定

・検出されたエクオール値の濃度

・測定値のレベル判定
(全国平均の中で自分の値がどのくらいの位置なのか)

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ソイチェックの注意点

ソイチェックはあくまで、体内でエクオールが生成されているかどうかのチェックです。

 

ですから

・尿を検査しているので、エクオール産生菌が腸内にいるかどうかは別問題

・検査前、しばらく大豆製品を食べていない場合は、当たり前ですが菌が存在してもエクオールは生成されないか、されても微量です(^^;)
(チェック前の数日間はしっかり大豆食品を食べておきましょう(^_^)v)

・お腹の調子の悪いときには腸内細菌の活動も低調なはずですから、時期をずらしてチェックしましょう。

 

・レベル1~5までで判定され

レベル3の人は食生活、生活習慣の改善でエクオール産生菌を活性化できる可能性あり

レベル1~2はエクオール産生菌がいないか、ほとんど活動していない状態です。

 

エクオールが作れる人はどのような効果があるのか

エクオールと骨

女性ホルモンには骨量の減少を抑える働きがあります。

所が更年期を迎えて、女性ホルモンの分泌が減少するとそれに比例するように骨量も減少していき

骨粗しょう症や、骨折などの原因になります。

 

そこで女性ホルモン様の効果が期待できるとして大豆食品(大豆イソフラボン)の摂取を積極的に行っている人もいると思いますが

大豆イソフラボンそのものよりも、エクオールという形で存在した方がより、女性ホルモン様の働きが強まりますから、骨密度を維持する上では、エクオールの方がより効果があると言えます。

骨が弱くなって骨折した人

エクオールと更年期障害

これは説明するまでもなく、更年期障害の原因が、閉経に伴う女性ホルモンの分泌量の低下ということを考えれば

女性ホルモン様の働きをするエクオールが豊富にあれば、女性ホルモン減少の影響がより小さくなるのはよく分かると思います。

 

肌機能

女性は恋をすると美しくなりますが、それは、恋をすると女性ホルモンの分泌が自動的に増えるからです(^_^)v

当然、エクオールを豊富に生成できる体質であれば、年齢と共に減少する女性ホルモン(゚◇゚)ガーン の働きをカバーできますから

お肌の衰えを押さえ、ほほのたるみやしわを出来にくくし、よりみずみずしい肌機能を維持できることになります。

女性ホルモンの現象で身体に不具合が出ている人

エクオールのサプリメントがなぜ必要か

自分でエクオールをたっぷり生成できる体質の人ならサプリメントでエクオールを摂取する必要はさらさらありません

毎朝、豆乳を一杯飲んで、夕食に豆腐などの大豆食品を少々食べていれば、1日の大豆イソフラボンの摂取(=エクオールを生成するのに必要な量)を確保出来ます。

 

所が、前に説明したように、ソイチェックでレベル1とか2の人は、自分でエクオールを生成する力が弱いですから

いくら大豆食品をたべても、あまり効果は期待できません

 

となれば、手っ取り早くサプリメントでエクオールを摂取してしまうのも一つの方法です。

エクオールはもともと人間の身体の中で腸内細菌によって生成される安心安全な成分です。

 

所が体質的にエクオールを作れない人は、同じような食生活を送っていても、どうしてもエクオールを自分で作れる人に比べて

女性ホルモンが不足しているときに身体に不具合が出てきたり、お肌の調子が悪くなったりという不公平が出てきます。

 

ですから、どうも最近はお肌の調子が悪くなってきた、女性特有の身体の不具合が出てきたという人や

大豆製品を普段あまり食べない人

あるいはソイチェックでレベル1、2に判定された人であれば、サプリメントで不足するものを補って上げることも自分の健康や美容に良いことだと思います。

サプリメントを飲んでいる人

サプリメントでエクオールを摂取するときの目安は

あくまで不足する女性ホルモンを保管するものですし、

多すぎても、これもまた健康に害が出てくる可能性もあります。

無理なく、不足しがちな女性ホルモンを補う量としては1日あたり10mgが適量であるといわれています。

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まとめ

エクオールとは大豆イソフラボンを元に腸内細菌が生成する女性ホルモン様の働きをする成分で

年齢と共に減少する女性ホルモンの働きを助けることが出来ます。

 

骨粗しょう症や、更年期、お肌の衰えなどをカバーすることが期待されますが、

人によっては体内でエクオールを生成できない体質の人もいます。

 

ソイチェックを行うことで、自分がエクオールを生成できる体質かどうかチェックすることが出来

仮に自分がエクオールを生成できない体質であったとしてもサプリメントで不足するエクオールを補うことは可能です。

 

 

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