足の親指の付け根が痛い、これは痛風か外反母趾か、見分け方と対処方法

足の親指の付け根が痛くなった

原因は何でしょう

たいていの人が取り敢えず疑うのが痛風VS外反母趾

どちらも全然違う原因で発症し、症状も結構違うのですが、経験が無いと、最初はなかなか分からないものです。

痛風と外反母趾の見分け方と、取り敢えず緊急に対処する方法について解説します。

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足の親指の付け根が痛いけど外反母趾か痛風か分からない時の見分け方

痛風の症状と原因

痛風の症状

急に足の指の付け根が痛み出すことが多いです。

大概は、朝起きた時に何か足がおかしい

あれっと思って立ち上がろうとすると、足の指の付け根に激痛が走り

お酒飲む人だと、きっと
「昨日酔っ払って足をタンスの角にでもぶつけたかしら」
って思います。

痛風の発作だと、通常歩行するのも困難なほど痛みます。

親指の付け根を中心に赤くはれ上がっていて、指で軽く触っても痛みを感じます

文字通り風が当たっても痛みを感じるとはこのことです。

痛風で腫れ上がった足

痛風の痛みの原因

痛風は血液中の尿酸が増えすぎて、血液の中に溶け込んでいられなくなるほど濃度が高くなると、尿酸は結晶となって固まって関節などに蓄えられていきます。

そしてこの結晶が大きくなりすぎると、身体が尿酸の結晶を異物として認識して、攻撃=炎症作用が発生して痛みを感じるようになります。

尿酸がたまる原因

端的に言うと次の4つになります。

・尿酸の原料のプリン体を含んだ食べ物の食べ過ぎ

・体内が酸性になり尿に尿酸が排出されにくくなること

・尿(おしっこ)の量が少ない

・腎臓の働きが悪いなど体質的に尿酸を体外に排出する機能が弱い

プリン体は身体の中で分解されて尿酸になります。

ですからプリン体を多く含む食べ物を食べると、体内の尿酸の量は増えます。

プリン体を多く含む食べ物としては

肉、魚卵、カニ、エビ、イカなど、お酒のつまみなどにちょうど良い美味しい食べ物にはプリン体が多いと考えていて良いでしょう(^^;)

プリン体の多いエビや蟹

体内が酸性になると尿の中に尿酸が解けにくくなって、排出量が減るのですが、身体が酸性になるのは

お酒、過度の運動、ストレス、野菜などの少ない食事

よくビールはプリン体が多いから痛風に良くないと言われますが、ビールよりはアルコール度数の高いお酒の方が、身体を酸性にして、尿酸値を上げやすいです。

ビール

尿(おしっこ)の量が少ないと尿酸が増えるのは

尿酸は尿(おしっこ)として排出される量が一番多いですから、尿が少なくなれば、当然体内に蓄積される尿酸も増えていきます。

尿が減るのは、

夏場で暑かったりサウナなどで汗をかいた場合

長時間の運動で汗をかいた場合

何らかの都合があり尿(おしっこ)の回数や量を減らそうとして水分の摂取を制限した

などの場合があります。

また、生まれつきの体質や、病気などが関係して、腎臓の働きが悪い場合などもあります。

美味しい食べ物

尿酸は、何年もかかって蓄積するもので、1日や2日くらい暴飲暴食したからすぐに痛風になるというわけではなく

おそらくは会社の健康診断などで数年間、尿酸値が高い「高尿酸血症」と判定されていた期間があるはずです。

以上のことから、体質や病的なものを除き、痛風患者の多くは40~50代の男性で、よくお酒を飲む人に多くなっています。

外反母趾の症状と原因

外反母趾の症状

外反母趾は足の指の付け根の部分が横に広がって、親指が身体の外側に折れ曲がってきます。

この親指が折れ曲がる時に痛みを発症し、何年か我慢しているうちに痛みが無くなってくることもあります。

ただし、親指の変形は次第にひどくなってきます。

歩行に大きな支障が出ますが、痛風のように立ち上がるのも困難と言うことはありません。

また、症状は徐々に現れ、痛風のようにある日突然ということもあまりありません

外反母趾

外反母趾の痛みの原因

外反母趾で痛みが生ずるのは

親指の付け根が変形して飛び出し靴に当たって痛い

あるいは、靴に当たることで、身体の防御反応から皮膚の下に滑液包(かつえきほう)というクッションが作られるのですが、この部分が炎症を起こして滑液包炎になって痛みを生じます。

この間に指の関節の曲がり具合は進行し

親指の関節の曲がりがひどくなると、脱臼してしまうこともあります。

外反母趾になる原因

外反母趾の根本原因は足の指の付け根付近の筋力が弱くなることです。

メカニズムとしては

指の付け根付近の筋力が弱くなり、足裏のアーチが崩れて横に広がり開張足と言われる足底が横にべたーっと広がった状態(開張足)になります。

注:足底は歩いたり走ったりする時の衝撃を吸収するためにアーチ状になっています。

その後、指の付け根の筋力が弱いまま、横に広がった状態になるので、指が圧迫されて中央の方に折れ曲がってきます。

そして、指が折れ曲がった状態が固定、あるいは悪化して痛みが生じてきます(痛みが生じない場合もあります)

正常な足の骨格正常な人の足のアーチ
開張足の人の骨格開張足の人の足のアーチ

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外反母趾(足底の筋力が弱くなる)原因

外反母趾は結局足底などの筋力が弱くなることが原因ですが、なぜ弱くなるのかというと

・ハイヒールや先のとがった靴を履いていて、歩いている時に足の指が使えない状態が長く続いている

・運動不足で歩いたり走ったりすることが少ない

・足底を使って歩いていない

ということがあげられます。

ハイヒール

ハイヒールや先のとがった靴を履いていると指先が圧迫され、歩いている時に足の指が動かせません

人間は歩いている時には本能的に指で地面をつかみ、そして後ろに蹴り出すように動かしているのですが、この動きが全く出来ない為に

使わない器官は退化する。

ということで足底や指の付け根の筋肉や骨格がどんどん弱くなってしまいます。

運動不足で足の筋肉が退化してくるのは説明するまでも無いと思います。

最後の足底を使って歩いていないというのは

鶏と卵の関係になりますが、足底の筋肉が弱ってくると、足裏や足首の筋肉を使って真っ直ぐ後ろに蹴り出すことが出来なくなります。

そうなるとどうなるか

お年寄りや女性に多いぺたぺた歩き

要は歩幅を短くして、足首を使わずに歩く歩き方になったり

歩き方がオーバープロネーション(過回内)になったりします。

注:オーバープロネーション(過回内)
足首や足底を真っ直ぐ後ろに蹴り出すだけの筋力が無いために、歩いたりする時に、かかとの外側から着地し、足の親指の内側に抜けるように体重を移動する歩き方(走り方)で、
真後ろから見ると足底が過剰に内側に回転(過回内)しているように見えます。

そして、ぺたぺた歩きやオーバープロネーション(過回内)になると、歩く時に足底の筋肉をしっかり使わないために、ますます筋力が弱って、外反母趾を増長することになります。

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痛風で足の親指の付け根が痛い時の緊急対処方法

痛風の発作が起きた場合、まず自分では動けないと思います。

四つん這いか片足でハネながら移動できないことはないですが、結構情けないです。

で、まずは病院を受診しましょう。内科で良いです。

自分一人では動けないと思いますので、家族か単身であれば、友人など緊急援助隊の救援を仰ぎます。

万一そういう支援が得られない場合は、救急車を呼ぶという究極の選択を迫られるかもしれません

救急車を呼ぶくらいなら、死んだ方がましだという人は

時間と根性があれば、ベッドで悶えながらも1週間ほど放置すれば、歩ける程度に回復するはずです(^^;)

ただし、痛風の発作は何もしなくても1~2週間すれば腫れが引いて、何事もなかったように回復しますが

放置すれば高尿酸の状態が続き、半年か1年後には再発、

さらに放置すれば頻繁に発作が起こるようになり関節がダメになったり、関節に痛風結節と呼ばれる大きなこぶのようなものが出来たり

さらに命に関わる病気に発展する場合もあります。

病院の医者

家族などに支援が得られるし、救急車を呼ぶほどではない(恥ずかしいのではばかられる)

でも今日は休日だという場合

当番医を探す方法もありますが

取り敢えず月曜日まで我慢してみようという場合は

薬局で「ロキソニン」:鎮痛剤を購入し痛みを抑えるという方法もあります。

注:ロキソニンは強力な薬で最近まで医者の処方が必要でしたが、現在は薬剤師がいる薬局で市販されています。

ロキソニンは炎症を抑える機能があり、痛風の炎症を抑えてくれます。

強い薬ですが、初日は許容量のMAXまで使って、一気に炎症を抑えてしまうことをオススメします。

中途半端に使っていると回復が遅れます。

ただし、あくまで許容量の範囲内で、長期間使用しないようにしましょう。

ロキソニンで発作が治まってしまう場合もありますが、快復したとしても、必ず受診して、高尿酸血症の状態を解消するようにしましょう(抗炎症剤でごまかして放置すると命の危険があります)

ロキソニン

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外反母趾で足の親指の付け根が痛い時の対処方法

外反母趾の対処としては

サポーターやテーピングで痛みを和らげる方法があります。

ただし、サポーターやテーピングは単なる対処療法で、原因となる足底の筋肉などを強化しない限り、治療にはなりません

病院に行っても、おそらくテーピングやサポーターを薦められたり、足底の筋肉の鍛え方などを教えてもらえると思いますが

あまり良心的でない病院の場合、必要の無い手術を勧められたり、高額なグッズを販売されたりする場合もあるので注意しましょう

また、外反母趾の場合脱臼しているとか変形が極端にひどい場合など、緊急避難的に手術をする事はありますが、

筋力が弱っていることが根本原因ですから、手術で整形したり痛いところを取り除いても根本的な治療にはならず、

足指の機能を損なってかえって悪化させたり、再発を繰り返すことになります。

まとめ

痛風と外反母趾

経験があればこの二つの病気を間違えることは有りませんが、初めての場合、色々悩んだり迷ったりするかもしれません

ただし痛風は急性の強烈な痛みですし

外反母趾は慢性的な痛み

どちらも生活習慣病のようなものですが、分かってしまえば見分けは簡単です。

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